
松尾幸浩(まつおゆきひろ) プロフィール
22cm頭に35尾と、数も型も満足の投げ釣り
梅雨の晴れ間に強い日差しが降り注いだ6月中旬、良型キスを狙って島根県・境水道の森山へ釣行。
現地到着は昼過ぎで、気温は33度と猛烈な暑さだった。
この釣り場は通称「ホテル前」と呼ばれる旧道沿いにあり、対岸の工場までが湾状になっているため、大荒れでも竿が出せる上、車の横付けが可能。日陰を作って釣りができる点もありがたい。
早速、タックルをセット。投げ竿は「プライムキャスター30-425・N」、リールは「サーフベーシア45」。キス針8号の5本針に、赤イソメを刺してキャストし、スローにサビく。
この日は長潮で潮流は緩く、満潮前と条件も良好。これは期待できると集中していると、すぐにゴンゴン、ギューンと鋭いアタリがでた。
軽く合わせてリーリングすると、クンクンと心地よい引き。上がってきたのは22cmの良型キス。続けてブルン、ブルン、ギュギューンと派手なアタリ。ズッシリした手応えにワクワクしながら巻くと、良型を含む4連でのヒットに驚かされた。境水道まで足を運んだ甲斐があったと、笑みがこぼれる。
以降もアタリが続き、良型が順調にヒット。ここは、まさにキス釣りの穴場と実感する。
ただし、潮が止まると途端にサイズは落ち、ヒイラギやイトヒキハゼなどの外道が目立ち始めた。
小型キスも増えてきたため、正面、左右と投点を変えながら、広範囲を探るのが数を伸ばすカギ。
オモリの着水音も意識したいポイントで、音が小さく静かに入る構造のものが最適だ。
この釣り場では30cm級の実績もあるだけに、特大サイズに期待して暑さの中、粘ってみたが、大ギスは顔を見せず。15時過ぎに納竿となった。
釣果は13~22cmを35尾。型、数ともに満足のいくキス釣りとなった。
アクセス
京阪神からは中国自動車道・落合JCTより米子道に入り、終点・米子ICで下車。国道431号を北上し、境水道大橋を渡って右折、西進して現地へ。