「タコ釣りって最近よく耳にしたり見たりするけど、どうやったら釣れるの?」
「美味しいタコを食べたいから、船タコゲームにトライしたい!」
まさに現在、ベストシーズンを迎える船タコゲームですが、こんなふうに思う方も多いのではと思います。
軟体系のタコは人気のターゲットで、さらに兵庫県明石ともなればタコの名産地。高価な値段で市場に出回るブランドダコが釣れるということで、群を抜く人気の高さです。
でも、どうやったら釣れる?そもそも、どんな装備が必要?と、疑問だらけの方も多いでしょう。
そこで今回は、明石沖へ出船してタコを狙う、乗合船での船タコゲーム釣行に密着!
明石沖の船タコゲームに挑むのは、林釣漁具製作所のHAYASHIブランドのスタッフ3名!

吉田 圭吾(Keigo Yoshida) プロフィール

辻村 真太郎(Tsujimura Shintaro) プロフィール

宮地 寿人(Hisato Miyaji) プロフィール
HAYASHIのタコ専用エギ「ハヤシのタコさん」とロッド「活蛸(かつだこ)水産」の開発者で、船タコフェチの吉田さん、船釣りはもちろん、磯釣りなどもオールラウンドにこなすベテラン釣り師である広報部長の宮地さん、そして船タコ歴はまだまだ浅いが、とにかく釣りが好きな辻村さんの3人。
釣行したのは6月上旬。
お世話になった船宿さんは、兵庫県明石市の明石浦漁港から出船している「魚英(うおえ)」さん。
3隻の船を構え、旬のターゲットを釣らせてくれる老舗釣り船で、こちらの2番船に乗船しました。
…と、その前に、どのようにして船に乗るのか。乗合船を利用したことがない人は分からないと思いますので、そこからご説明。
当然、船は予約しないと乗船できません。
船はどのようにして選ぶ?
キーワード検索で「タコ」と入力すれば、船タコの釣果が出てきますので、船宿さんを選んでもらってもOKです。
船宿さんのホームページがあれば、そこには最新の釣果情報、船の紹介、出船場所など、細かく紹介しているので、そちらもチェック。そして、乗りたい船が見つかったら、予約の電話。ちなみに明石沖の船タコゲームは大変人気があるため、予約は早めがベスト!
予約ができたら、集合時間と出船時間を確認。どんなタックルを用意したらよいかと不安な方は、その辺りもぜひ聞いてくださいね。
集合時間に出船場所へ集合。
出船場所の近くに駐車場がある場合は、案内看板があったり、スタッフさんがいたら誘導してくれたりします。
車を停めたら、さっそく船に乗る準備…の前に、受付を済ませましょう。
乗船名簿に記入して、支払いを済ませて、釣座決め。
釣座決めは船宿さんそれぞれで決まっているので、それにならってくださいね。
釣座も決定したら、乗船の準備。
タックル、クーラー、食べ物、飲み物。梅雨時期は雨に合うかもしれないので、レイン系もお忘れなく!
釣座でタックル準備しながら、出船の時間を待ちます。
朝焼けに明石海峡を望む。うーん、テンション上がりますね!
魚英さんの場合、出船場所から最初のポイントまでは約20分ほどと、近いのも魅力!
ポイントに到着したら、船長から投入の合図が出ますので、それまでは仕かけは入れないでください。
投入の合図があったら、いざ!
タコ専用エギ「ハヤシのタコさん」です。
船タコ用のスナップに、「ハヤシのタコさん」を2つと、オモリ50号(船宿指定の場合もあり)をセット。
ロッドは船タコ専用の「活蛸(かつだこ)水産」です。
船タコゲームでは、専用ロッドがベストチョイスです。
【見た目は個性派だけど、デキる子なんです】誰もが使いやすいHAYASHIの船タコ専用ロッド「活蛸(かつだこ)水産」は最初の1本にもオススメ!
リールはPE2~3号が150mほど巻けるベイトリールで、リーダーはフロロ8~12号で、PE直結でもOKです。

まず、エギを底に沈めますが、キャストできる方は少し沖に投げるのも◎。
エギが底に沈んだら、糸フケを取って、誘いを入れていきます。
エギングのような激しいシャクリは必要なく、竿先を動かすイメージで細かくシェイクをします。
オモリがボトムに着いている状態で竿先を動かすことで、エギがフワフワと踊る感じを演出します。
時々シェイクを止めて、タコのアタリを待ちます。
目安的には、シェイク10秒、ステイ5秒といった感じ。これを繰り返すだけ。いたって簡単です。
アタリは、竿先がわずかに曲がったり、シェイクしている時に抑えられて竿を動かせなくなったり、パターンもさまざまです。とにかく、違和感があったらひと呼吸置いてフッキング!
最初に竿を曲げたのは、ベテラン宮地さん。
続いて、竿が曲がったのは吉田さん!
そして、辻村さんにも!
皆さん、順調にタコをゲット!楽しいですね!
ここで、数釣りのコツについてですが、タコはエギカラーのチョイスが大切。
タコが掛かっているカラーがアタリカラーになるので、2個付けでそのアタリカラーを見極めていくのが基本になります。
詳しくはこちらの記事もどうぞ!
【タコを乗せまくりたい人必見!】「ハヤシのタコさん」オススメセッティング&カラーセレクトを紹介!開発中の激アツなシンカーとスナップもチラ見せ!
また、エギにタコベイトを装着するなど、オリジナルチューンも楽しい。
いろいろなエギをローテーションして探っていくのも、船タコゲームの面白いところです。
タコが釣れたらクーラーに入れるのではなく、イケスに入れます。
船によってイケスは種類も様々ですが、釣座に用意されてることが多いです。
そのイケスですが、そのままタコを入れても、タコは脱走します。なので、脱走しないようにネットを持参しましょう。
洗濯用のネットなどを使用する方が多いですが、吉田さんは大きめの専用ネットを持参。
これでタコは脱走しません。
そして、さらにあると便利なのが、タコをつかむ魚つかみアイテム。
こんな感じでがっちりつかめば、手に吸い付かれることもないので、めっちゃ便利ですよ!
宮地さんが見事な1kgオーバーサイズ!
こんな大物が釣れると嬉しいですよね!
その後もコンスタントにタコが釣れて、納竿の12時。
後ろ髪を引かれますが、帰港です。
帰港中に、タコをクーラーに移動。そのままネットごと入れるもよし、チャック袋等に小分けにして入れるもよし。
家に持ち帰って美味しくいただきましょう!
釣りも楽しいのは間違いないですが、家に帰って楽しいのが、タコをいただくこと!
最後に、吉田さんオススメのタコレシピ2点をご紹介しましょう。
タコのネギ塩まみれ
茹でたタコに砂糖、塩、鶏がらスープの素、ごま油、コショウを混ぜるだけ!とっても簡単で美味しい!
たこ焼き風タコ入りコロッケ
じゃがいもをレンジ600Wで5分加熱後、マッシャーでなめらかになるまで潰す。
マヨネーズと塩コショウを加えて混ぜ合わせ、さらにタコを加えて混ぜる。 後は、ボール状に丸めて、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣を付け、油できつね色になるまで揚げたら完成です! コツはタコを小さめに切ると上手くできるそうですよ!
美味しそうな料理を見ていたら、また船タコ釣りに行きたくなりますね!
という感じで、船タコゲームに挑戦してみたい方に向けた、船タコ釣行密着ガイド&レシピ、いかがだったでしょうか。
これを参考に、今シーズンはぜひ、船タコゲームを楽しんでみてくださいね!