最近ハマっているのが船でのアマダイ釣り。
そもそも記者は、ショアジギングやサーフ、バス釣りなどのルアーフィッシングを好んでやっていて、そちらの経験はそれなりにあるのですが、船釣りやエサ釣りに関しては日が浅いのです。
中でもアマダイ釣りにハマった理由は、思った以上にテクニカルだから。
潮の流れを見ながらタナを微調整し、時にはちょっと小突いて誘いをかける方がよい時もあったり。
潮を感じる、タナや誘いを合わせていく作業が新鮮で面白いのです。
もちろん釣った後の「食」に関してもいうことなし。
さて、そんなアマダイ釣りビギナーの記者ですが、だからこそ感動した出会いがあったのです。
それは、タックル。
「タックル次第で、こうもアマダイ釣りの輪郭がハッキリするのか」と感動したのです。
きっかけは突然に

△アルファタックルの下地氏。グッドサイズのアマダイをキャッチ
ことの起こりは、少し前にアルファタックルにお邪魔した時のこと。
「最近、船釣りに行くようになってアマダイなんかにハマりつつあります」とお話ししたところ、「ちょうど我々も、2月の頭くらいに釣行を予定していて…」となりまして。
アルファタックルの皆様と相模湾にて実釣することに。
まだまだ経験が浅い自分ですし、これは頼りになると。
ワガママを言ってみた
ここで頭に浮かんだ悪魔の囁き…。
完全なるプライベート、お仕事でもない。ワガママ承知でお願いしてみたら、快くOKしてくれたのです。
そうして、ご用意してくれたタックルが、記者にとっては感動レベルものだったのです。
まさか!ハイスペックモデルを用意してくれた
ご用意してくれたロッド&リールは…
ロッド:アルファソニックLG82 185MH(アルファタックル)
電動リール:エランSW DENDO(テイルウォーク)
まさか!です。
まだまだ船釣り勉強中の身とはいえ、「アルファソニック」シリーズがハイスペックモデルであること、エランSW DENDOが高性能小型電動リールであることは把握していましたから。
スペックなどは後述するとして、つまりはハイエンドタックルをお貸しいただいたワケです。
アルファソニック、その感度おそるべし
この日の水深はおおよそ水深70~80m前後。
まぁ一般的なアマダイ釣りではありがちな水深。決して浅い部類の釣りではありません(ちなみにオモリは60号を使用)。
第1投から、まず驚いたのはアルファソニックLG82 185MHの情報伝達力。
「今までと違うじゃん!!」
ホント明確なんです。ボトムの質感、地形変化、魚ごとのアタリの違いが。
もう、これに関しては、チタンコンポジットの金属ソリッドトップ「CTS」の恩恵でしょう。
チタントップと聞けば、感度がバツグンだとは思っていたものの、実際に使用してみると「いやいやスゴいわ!!」と驚愕。
実は、記者はアルファタックルの「海人モバイリー」のライトゲームを、さまざまな釣りで使用していて、めちゃくちゃ満足していたのです。感度もイイし、操作性も高い。加えて便利(コンパクトになるので)。
実際にアマダイ釣りにおいても海人モバイリーライトゲームで、竿頭を取ったことがあるなど、不満な点はなかったのです。
しかし、特に感度面においては「これがフラッグシップか」とナットクさせるに十二分な理由が、竿を通して伝わってきました。
「見える、見えるぞ。私にも地形が見える!」と某赤い彗星のようなセリフをつぶやいてしまうほど、これまで使用したのロッドの中で一番の性能でした。
もう一つ感じたのが、持ったときの持ち重りの感のなさ。
ティップがチタン素材で、ガイド数も比較的多めなモデルでしたが、不思議と持ち重り感がない。
これに関しては、ぜひぜひ実際に使っていただきたいのですが、バランスがイイんですよね。

バットのシャンパンゴールドが海に映える
アルファタックルの皆さんに聞いてみたところ、やはり想定されるオモリ号数を背負った時、リールを付けた時、実際にアクションをかけた時など、数字では測れない現場で使った時の操作性やバランスにはかなりコダワリを持って開発したそうです。
ましてや、今回はアマダイで使用していますが、LG=ライトゲームです。ライトゲーム全般を想定するとなると、単純な数値だけでなく、バランスというものが重要になってくるのでしょう。
ちなみにですが、先ほど申し上げた、アタリを弾かないという点ですが…。実は記者は本命アマダイが釣れていません(笑)。ただ、ガンゾウビラメやヒメコダイ(アカボラ)、トラギスなどなど、多彩なゲストは釣れまして、本命は次回に!
とはいえ、アタリのたびに「あ、さっきと魚の種類が違うな」というのが分かったり。
何が違うかって、ホントに「釣っていて楽しくなる」ロッドであること。

こんな小さなヒメコダイのアタリも、これまで以上にはっきりと分かってしまう
また、アルファソニックLGの名誉のために伝えておくと(笑)、冒頭でアルファタックルの下地さんが持つアマダイですが、記者と同じタックルで釣っています。
感度はバリバリ、操作性ヨシ!
だからこそ……「まさか足りないのは腕!!?」と自身で再認識できたことも付記しておきましょう。

下地さんが釣った43cmのアマダイは当日最大となった。「底を2~3回小突いて、1mほど巻き上げた瞬間にググっとした重みのあるアタリがきました!」とのこと
ELAN SW DENDOがピッタリすぎた
そうしたアルファソニックLGの利点を感じ、ニヤニヤしながら釣りをしていたからこそ余計に感じたのが、お借りしたリール「エランSW DENDO」の魅力。
デキるロッドを使っているからこそ、その感度や操作性をスポイルしないリールだなと感じたのです。
この竿にしてこのリール、といえる最強タッグだったんですよね。
まず記者が「ELAN SW DENDO」を持ったとき、最初に感じたのはパーミングのしやすさ。
バス釣りもするので、少々リールのパーミングにはこだわりがあるのですが、手に非常に馴染む形状で、持ったときの自然な感じはこれまで使った電動リールの中でもトップクラス。
正直、これには自分でも驚きました。
冬の時期は指先が寒さで悴むこともあり、アタリの取り方がイマイチになるのですが、手のひらで包み込めるせいか細かなアタリもしっかりと伝わります。
スリムで軽い電源コードや30段階の細かなスピード調整、そして単純な自重の軽さなどもあって本当に扱いやすいリールでした。帰り道、コレは買いだな…と、考えたのは言うまでもありません。
ちなみに、ご存知の方も多いとは思いますが、電動リールなのに「スプール交換可能」という超メリットもあり!
こちらについては公式動画もどうぞ。
使用タックルのスペック
というわけで、感動を運んでくれたタックルのスペックを簡易的にですがご紹介。
全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
錘負荷 (号) |
カーボン (%) |
グラス (%) |
メーカー希望小売価格
(税抜) |
1.85 | バット前ジョイント2ピース | 135 | 135 | 1.4 | 9.5 | 30~100 | 85 | 5 | 40,000円 |
アルファソニックLGはLG=ライトゲームロッドにさらなる高感度、操作性やしなやかさも求めたチタントップCTS&高感度ブランクのロッド。
高次元のライトゲームのために様々な要素を突き詰めた、釣りをもっと楽しみつつ釣果も出していくためのロッド。
記者がお借りしたロッドは、LG82 185MHという番手で、調子も8:2のアクションで、細かく誘い、積極的に掛けていく“攻め”のライトゲームロッド。
チタントップCTSとあるように、チタン製のティップでとにかく感度に優れているのが特徴。
ガイド数も多く、いずれもFuji KT+KW オールSiCガイドを搭載し、糸絡み軽減してくれる性能となっています。
幅広い錘負荷で幅広い対象魚を無理なくカバーできるスペックになっているので、この1本でアマダイはじめタチウオ、根魚五目、カレイなど様々な釣りが楽しめるとのこと。
アルファタックル公式「アルファソニックLG/PG」詳細ページはこちら
Model | Gear Ratio | Weight (g) | DRAG MAX (kg) | Line Capacity | Bearings | Line Retrieve | 本体希望価格(税抜) |
ELAN SW DENDO | 5.0:1 | 435 | 6 | PE1-300m | 7+2RB | 150m/1分間 | 46,000円 |
そしてリールはテイルウォークの「ELAN SW DENDO」。
タイラバ、タチウオジギング、イカメタルなど幅広く使えるコンパクト電動リールで、スプールのワンタッチ交換も可能と、高切れが起きてしまっても安心の設計です。
デッドスローからハイスピードまでの巻き上げスピード幅に設定しているなど、巻き感にもこだわった非常に優秀なリールとなります。
テイルウォーク公式「ELAN SW DENDO」詳細ページはこちら
偽りのない感想「イイものはイイ」
今回の感想を率直に言うと「イイものは誰が使ってもその良さが分かる」。
何より、釣りをしていて楽しかった!ここに尽きると思います。
これまでに感じたことのない感度や操作性で釣りをすることが非常に楽しく、全く新しい感覚を覚えました。
また、もしかしたらこの感覚は、記者が船釣り・アマダイ釣りにおいてはまだ経験が多くはなかったからこそのフレッシュな驚きだったのかもしれません。
以前、取材でとあるプロの方から、「いい道具は釣りを楽しくさせる」といった言葉を聞いたことがありましたが、まさにこのことだと、ハッとさせられました。
もちろんハイスペックモデルですから、お値段はそれなりに。しかしながら、その金額差以上に「これは楽しい」と感じられるのではないかと思います!
