
西村 豪太(にしむら ごうた) プロフィール
こんにちは、西村豪太です。
今年も昨年に続き、リアルでのフィッシングショーは中止。皆さまにお会いできず寂しい限りですが、そんな中でも例年以上に熱い新製品が、ダイワから発表されました!
何と言っても、今年の目玉は「シーボーグ200J」のフルモデルチェンジ。
シーボーグ200Jの詳細記事はこちらも参照↓
すでに何度かフィールドで使わせていただきましたが、これまでのシーボーグ200Jのよさは引き継ぎながら、その巻き上げ力や機能性の高さ、パーミング性のよさには驚かされました。
さらに、まさかリールとアプリが連携できるようになるなんてと、テクノロジーの進化には本当に驚かされます。
ぜひ、ダイワのホームページをチェックしてください!

▲NEWシーボーグ200J(左)と旧モデルのシーボーグ200J(右)
電動リールの選び方
と言う訳で、今回はそんな新製品を絡めながら「関西、中京エリアにおける電動リールの選び方」について解説しようと思いますので、お付き合いください。
ひと言で「電動リール」と言っても、数多くの種類の電動リールがダイワを始め、さまざまなメーカーから発売されています。
そんな電動リールですが、大きくは「番手(糸巻量)」と「パワー(速度)」で分けることが可能です。
まずは、電動リールを選ぶ上で、最も大切な「番手(以下すべてダイワの番手表記)」について解説していきましょう。
近年はPEラインの進化によって、さまざまな釣りが細糸化=ライト化されてきました。
昔はPE6~8号ぐらいは当たり前でしたが、そんな太い糸は今では大物釣りぐらいでしか出番がありません。
若いアングラーには「そんな糸、使ったことない」なんて方もいるのではないでしょうか。
実際に関西、中京エリアでは、電動リールを使用される釣りの多くが、PE2~3号でカバーできるようになりました。そう言った意味から、年々小型番手の電動リールが人気となっています。

▲シーボーグ200JL-DH。こんなにコンパクトなんです!
PEラインの号数を参考にすると、PE1~2号の釣り(タチウオ、ヒラメ、ライト五目、電動タイラバなど)は200番(PE2号300m)がオススメで、実際に私が楽しむ釣りにおいては、電動リールの使用頻度の半分以上を占めています。
200番は、何と言っても軽くて軽快で感度がよい! 電動ならではストレスもほとんどありません。個人的には関西、中京エリアでナンバー1にオススメの番手です。

▲先日の実釣では、シーボーグ200Jを使用して大阪湾のタチウオを楽しみましたが、旧モデルよりも約100g軽量化。ロープロフォルムで、今まで以上に持ちやすいです!
そして200番に次いで出番が多く、同エリアで最も汎用性の高い番手である300番(PE4号300m)です。
ターゲットは青物が中心となり、落とし込みやノマセでの出番が多く、マダイやイサギなどのマキエ釣りでも、安心して使用できます。
いろいろな釣りを1台でカバーしたい! なんて方にもオススメで、PE3号を400m巻いておけば、タチウオから青物まで何でもこなせる1台として活躍してくれます。

▲シーボーグ300J。女性もワンハンドで扱える軽量でコンパクトなボディ。大型のドット液晶画面を搭載し、見やすさも抜群です!
そして最後に500番(PE6号300m)です。
こちらは、大物釣りや中深海用のリールとして、またフロロカーボンを巻く完全フカセ釣り用としても活躍してくれます。落とし込みなどでも、パワーが欲しい場合はオススメですが、どうしても自重も重たくなるため(200番の約2台分!)、個人的にはPEの太さや、糸巻量が必要な場合以外は300番をオススメしています(800番、1200番、3000番もラインナップされていますが、使用頻度の観点から、今回はパスさせていただきます)。

▲左からシーボーグ200J、同300J、同500JP/JS

▲3台並べて比較すると、リールの高さも違いますね
ハイグレードモデルのススメ
さて、これであなたが手に入れるべき電動リールの番手が、ある程度イメージできたのではないでしょうか。
でも、これだけでは釣具店に行っても困ることになってしまいます。それは、電動リールにもグレードがあるからです。
ちなみに、こう言ってしまうと身も蓋もありませんが、「グレード=パワーや巻き上げ速度=価格」です(笑)。
もう少しかみ砕いて説明すると、パワーのある電動リールは、より強いモーターを搭載しているのですが、磁石などモーターを構成する素材が高価で、構造も複雑なためリール自体も高価になってしまうのです。
一方で、高価な電動リールは、素材のへたりが遅いことや、マグシールドBBなどの防水機能によって、初期性能が長持ちするメリットがあります。
ほかにもICカウンターの機能やボールベアリングの数、ドラグ力、パーツのスペックによって性能差や価格差が生まれているのです。
ぜひ、電動リールを検討される際は、上位モデルの購入をオススメします(メーカーの回し者ですいません… 汗)。
私自身、これまでさまざまな釣りで電動リールを使用してきましたが、今となっては自分の釣りにおいて必要不可欠なものとなりました。
多少値段は高いですが、しっかりとメンテナンスをしながら使用すれば、長い期間使用でき、きっとご自身の右腕となってくれることと思います。
これまで電動リールを使用している方は、これからも末長く、これまで電動リールを持っていなかった方は、ぜひ1度使用してみてください。きっと、手放せなくなりますよ!
ますます広がる電動リールの可能性。これからも小型化やパワーアップしていくであろう電動リール、これからの進化が楽しみで仕方ありません。
ダイワ公式「シーボーグ200J」詳細ページはこちら
ダイワ公式「シーボーグ300J」詳細ページはこちら
ダイワ公式「シーボーグ 500JP/JS」詳細ページはこちら
