タイトルの「茅渟」。読めた人は、きっとこの釣りが好きでしょうね。
答えは「チヌ」です。すぐに解読したアナタ、「チヌ師」ですね。チヌとはクロダイの地方名で、西日本を中心にクロダイをチヌと呼びます。
ザックリ説明すると、大昔、大阪湾のことを「茅渟の海」と呼んでいたそうです。そこでよく釣れたのがクロダイ。ということでクロダイのことをチヌと呼ぶようになったとか。ビックリするくらい駆け足での説明となりましたが、大阪府泉南市樽井の「茅渟神社」には、そのあたりの歴史なんかも掲示されています。クロダイをモチーフにしたお守りなんかもあり、クロダイファンなら一度は行きたい神社ではないでしょうか?
50cm以上を「年なし」と呼び、清水港で年なしラッシュ
そんなクロダイですが、釣った時に「ヨッシャ」となる一つの目標が「50cm」です。50cmを超えるクロダイは「年なし」と呼ばれます。年々大きくなっていくクロダイですが、50cmを超えるとなると10年以上(一説には12、13年ほどとか)生きているそうです。どれだけ生きているか分からない、そんなところからこのサイズを「年なし」と呼びます。

ふじや釣舟店の4月1日の釣果写真
さて、所変わって静岡県。静岡・清水港のカセのクロダイが好調です。清水港はオカラベースのダンゴを使ったカセでの釣り。ハリに付けたエサをダンゴで包み、海へ入れます。底にダンゴが着いて、ポコン…。ダンゴが割れます。しばらくすると…クロダイが寄ってきて、小さな小さなアタリを出す。すかさずシュバッ!アワセを入れると激しく抵抗を見せるクロダイ。静から動へ、そんなメリハリのある釣りです。
同港の「山本釣船店」では4月1日に永野さんが52cm&51cm含む7尾をキャッチ。「ふじや釣船店」では4月3日に吉田さんが42~53.5cm5尾、鈴木さんが43~54.5cm3尾といずれも型ぞろい。連日、年なしが上がっている清水港へダッシュでGO!
年なし狙いに清水港へ通いつめて「金なし…」なんてことになりませんように。