どうも~!
つりそく編集部にいながら釣り初心者の橋本です。
初心者の私が気になったこと、ためになる情報を皆さまへお届け!
ビギナーの方へ分かりやすく解説します。
今回は魚群探知機の基礎
船釣りに欠かせないアイテムとなっている”魚群探知機”。
一般的に、「魚探」と略して呼ばれています。

遊漁船でおなじみの探見丸 CV フィッシュ・通称探見丸には、親機の魚探映像が映し出されます
この魚探で、海底の地形や、魚がどこの層にいるのかを確認することができます。
でも実際どのように探知しているのか、画面はどのように見るのか、ビギナーにとって気になるところ。
今回は魚探の基礎を解説します。
まずは、どのように探知しているのか。
魚探は、船底に取り付けた送受波器から海底に向けて超音波を送信し、その反射波を受信しています。
魚群がいれば、海底より早く戻ってくることになるので、魚群反応として表示されます。
この超音波を断続的に送受信しているため、リアルタイムに画像として表示されます。
海底に照射している超音波は、主に50kHzと200kHzの2種類が使用されています。
50kHzは約45~50度の範囲に超音波を送信し探知するので、回遊魚を探索するのに向いているそうです。
但し、広範囲を探ることができるのですが、精度は低くなるようです。
200kHzは約15度の範囲に超音波を送信し探知します。
狭い範囲を、より正確に探ることができます。
探索深度にも差があり、200kHzより50kHzの方が、深い水深を探知することが可能です。
分かりやすく、図にしてみました。
深場釣りをする際に、50kHzの画面には海底の反応が表れるのに、200kHzには反応が表れないといった現象が起こるようです。
画面の中心が船の真下って思いがちですが(私だけかも)、実際は違うんです。
この写真を見てください。
急激なかけ上がりが画面に表示されています。
この画面を見ると、かけ上がりが画面中央に差し掛かっています。今この船がカケ上がりの真上にあるように思いますよね。
でも、実際は通り過ぎているんです。
こちらも図にしてみました。
実際は、画面の右端に真下の反応が表示されるというコトなんです。
編集部で魚探について話していた所、1つの疑問が湧いたのです。
「魚探に反応があったら、すぐにトモや潮シモに回って、そのタナに仕かけを下ろせば釣れるのかな?」
そこで、和歌山・加太の谷口丸の船長と、三重・尾鷲の真祐丸の船長に聞いてみました。
「ミヨシを先頭に流していたと仮定して、魚探に魚の反応があった直後に、トモから仕かけを下ろしたら、その魚を狙えますか?」
その答えをまとめると、2人とも「状況にもよるが、魚探に映っている魚を狙うのは難しい」とのことでした。
魚探の反応は平面で表示されるため、左右のどちらにいるのかは分からないので、ピンポイントで狙うのは難しいようでした。
ただ、真祐丸の船長は「カカリ釣りなら、少しだが可能性があるかも…」と言っていました。
アンカーを落として、ポイントに船を留めるカカリ釣りなら、潮の流れが緩い時なら狙えるかもしれないそうだ。
さらに、谷口丸の船長は「魚探に反応がある魚以外にも、同じようなタナに魚がいる可能性が高い」と言っていました。
魚探に反応があったら、その魚は釣れないかもしれないが、必ずそのタナ周辺を狙うことが大事なんですね。
魚探を活用して釣果アップ
今回はビギナーのために基本的な魚探の見方について、解説しました。
魚探には、いろんな機能が搭載されており、設定や機能を駆使することで、水中の知りたい情報を得ることができます。
魚群探知機を使って、釣果アップに繋げていきましょう。
シマノの探見丸が人気

出典:シマノ
船に探見丸の親機が設置されていれば、探見丸の子機を持参し、自身の釣座で利用することが可能です。
多くの釣り人が探見丸を持ち込んで、船釣りを楽しんでいます。
自身のスマートフォンが探見丸として利用できる、無料アプリもあります。
実際に魚探を体験してみてください。