今年で7回目の開催を迎えた『大阪湾タチウオKINGバトル』が9月1日、2カ月間の予選大会期間に突入した。
今年は兵庫~大阪~和歌山の計17軒の釣船で全90回の予選が開催予定で、セミファイナルへの切符を手に入れられるのは各予選日のトップのみという狭き門。
そこで、9月1日に開幕戦を迎えた、泉南・谷川の春日丸に乗船してきた。
参加選手16人で出船し、まずは小島沖へ。
水深68mラインから開始するも誰にもアタらず、すぐに52mラインへ。
ここで昨年度ファイナリストの窪原氏が立て続けに2尾。

昨年ファイナリストの窪原氏
隣で昨年度セミファイナリスト大家氏も続き、ほかにも右舷側でポツポツと上がりだす。
流し直しで、今度は62mラインへ。ここでは「底の方は濁りがキツイので30~50mの上の方を探ってみて」と船頭からアナウンス。
皆、タナを幅広く探っていく。時おり取り込まれる姿が見られるものの、タナやパターンが決まらないようで、全体的には数が伸びない。
その後、アカマツ周辺(水深75m前後)へ移動。
ここで大家氏が連発して頭ひとつ抜け出した。

大家氏が連発
その後は船中で沈黙の時間が続き、ラストは再び小島沖(水深70m前後)へ。
ここで当日唯一とも言える時合がきた。残り20分程度だが、バタバタっと上がりだす。
中でも窪原、峯上両氏の追い上げは凄かった。
勝負の行方は全く分からなくなり、12時10分納竿。集計の結果、トップは14尾で大家健史氏が逃げ切ってセミファイナルに進出。
終盤、猛追を見せた窪原、峯上両氏は1尾及ばずの13尾だった。
予選大会は10月末まで開催。

大家健史氏が1尾差の熱戦を制して見事予選突破
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