【小ぶりのマダイの美味しい食べ方】お手軽! 桜鯛の鯛めし

寄稿:櫻井あこ

櫻井あこ(Ako Sakurai) プロフィール

オフショアからショアまで、あらゆるスタイルの釣りを楽しむ釣りガール。特に好きな釣りは、エギングやイカメタルゲームなどイカ系の釣り。また、釣魚料理が得意で、いろんなジャンル、お手軽系から本格派レシピまでこなす。旬の魚を使った魅力いっぱいのレシピを紹介する、週刊釣場速報「あこちゃんの釣魚メシ」連載中

ALOHA〜! つりそくガールの櫻井あこです。

先日、何年かぶりのお花見へ行ってきました!

と言っても、川沿いの桜並木をゆったりとお散歩しただけなんですが、今年もまた桜まつりが中止になったため、静かな河川敷に厳かに咲き誇る、淡いピンクのコントラストがなんとも美しく、屋台や山車などで賑やかな例年ではどこか儚さを覚える桜も、今年はなんだか生命力に満ち溢れる凛々しさを感じました。

さて、先月に引き続き、今月もこの時期にしか味わえない旬の桜鯛のレシピを紹介します。

淡い桜色に染まった小ぶりのマダイは、釣り上げた瞬間キラキラと輝いて本当に美しいですよね!

今回はそのキレイな魚体をそのまま活かして、お頭付きで塩焼きにしてから土鍋で炊き込みご飯にします。

とてもシンプルな料理だからこそ、余計なものは入れずに、頭や骨から出るマダイの旨味を余すことなく、お米に吸わせるのがポイント。

一旦取り出して骨やヒレを取り除く作業は少々面倒なんですが、口に運んだ瞬間に「あ、やっぱり丸ごと炊いてよかったー♡」と見事に帳消しになりますよ(笑)。

おかわりが止まらないところをグッと堪えて、余った鯛飯は、おにぎりにしておくと◎。

翌朝の朝食や、お夜食、呑んだ後の〆などにもってこいな「焼きおにぎり茶漬け」が、これまた最高なんです。

この時期ならではの美しいマダイで、ぜひ作ってみてくださいね♪

レシピ

材料&下準備

マダイ 1尾(30cm前後)
米 2合
水 2カップ
出汁昆布 1枚(濡れ布巾で拭いておく)
酒 大さじ1
塩 小さじ1/2
醤油 大さじ1
ショウガ 一欠片(千切りにする)
三つ葉 適量(適当な大きさに切る)

作り方

①マダイのウロコと内臓を取って、皮目に切り込みを入れ、両面に塩(分量外)をふって、表面に焼き色が付くまで塩焼きにする。苦くなるので、ヒレは焦がさないように途中ホイルを被せるなど注意する。

②土鍋に、洗った米、水、酒、塩、醤油を入れてサッとまぜ、出汁昆布、千切りにしたショウガ、塩焼きにしたマダイを乗せて、強火にかける。

③沸騰したら弱火に落として10分、仕上げに中火で1分(お焦げのために♪)、火を止めて10分蒸らす。

④フタを取って、マダイと昆布を一旦取り出し、丁寧に骨やヒレなどを取り除く。昆布は千切りにする。マダイを土鍋へ戻して、しゃもじで優しくほぐしながらまぜる。

⑤お茶碗に盛って、千切りにした昆布と三つ葉を乗せて、いただきます。

夜食や〆にピッタリのアレンジレシピ

超簡単♪ 鯛飯の焼きおにぎり茶漬け

呑んだ後の〆や、朝ごはん、夜食にもおすすめ! これは胃に沁み渡る旨さです♡
①鯛飯が余ったら、ラップでおにぎりにしておく。
②手鍋で水を沸かし、塩と麺つゆを好みの濃さで加えて、お出汁を作る。
③ フライパンに油を敷いて、おにぎりの両面を、こんがり焼き色が付くまで焼く。
④器に焼きおにぎりを置いて、周りにそっとお出汁を注ぎ、小口切りにしたミニネギ、鰹節など好みの薬味を乗せたら完成!

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