近年、全国各地で盛り上がりを見せる船タコ釣り。
タコ釣りのメッカ、明石エリアで実釣してきました。
船タコ釣りのキモとして、「底を取り続けること」「仕かけのアピール力を高めること」の2つが挙げられます。どちらかが欠けていると、まったく釣れない…、なんてことも十分にあります。
「底を取り続けること」に関しては、まずは仕かけを底から離さず、シェイクし続けること。潮の速さや、水深に合わせてオモリの号数を変更することで、底をしっかりと取ることができます。
注意点として、エリアや船宿によっては、オモリの号数指定がありますので、それに従った号数を用意してください。メッカの明石エリアでは50号の指定がほとんどです。
次に「仕かけのアピール力を高めること」について。近年はタコを惹きつける、アピール力満載のルアーが数多く登場したこともあり、仕かけに装飾を施す必要がなくなったため、操作性と感度を重視して、オモリとルアーのみを使用する、シンプルな組み合わせで使用する人が多い印象です。
多くの釣り人が、先述したような、ほぼ同じ条件でタコ釣りをしています。そんな状況で、釣果に差を付けるのが、ルアーとセットで使用するオモリです。
今回は、そんなときに隣の釣り人と差が出るアピール力抜群のシンカーを紹介します。
アピール力バツグン! 「寄ってこい 光略カスタムシンカー」&「タコ足シンカー」
ルミカから発売されているシンカーとして、「寄ってこい 光略カスタムシンカー」と「タコ足シンカー」があります。
「寄ってこい 光略カスタムシンカー」は、オーソドックスな小田原型のシンカーです。
出典:ルミカ
シリーズ中、最もカラーラインナップが豊富のため、お好みの色が見つかりやすいのが特徴。
号数も25号、30号、40号、50号、60号、80号と豊富なため、お近くの海域あったモデルを選んでいただけます。
「タコ足シンカー」は、縦長で少し変わった形状のシンカーです。
最大の特徴は、オモリに直接ルアーを接続可能な「タコ足アイ」。
専用スナップを必要としないので、ルアーを用意するだけで使用可能なんです!
この一風変わった形状、実はメリットが多く
・仕かけの遊びが少なくなり、軽快かつダイレクトな操作性と感度上昇
・オモリ自体に高さがあるため、小さな力で大きく動かすことができる。(根掛かり軽減も!)
これらのメリットを生み出しており、特に、軽快かつダイレクトな操作感は、船タコゲーム経験者の方にも体験してほしいポイントです。
※タコ足シンカーは50号のみ。光略カスタムシンカーは25,30,40,50,60,80号の展開。
どちらも共通して、両面に発光体やラトルスティックが装着可能な「カスタムスリット」を搭載。

「タコ足シンカー」の挿入可能サイズは37mmのアイテムとなります
シンカー底部に設けられた「バンパーアイ」は着底感度の向上と、カスタマイズ性を高めています。
カラフルなカラーリングに加え、発光体やラトルスティックをカスタマイズすることで、仕かけのボリュームを増やすことなくアピール不足を解消できます!
この2種のギミックにより、船タコ釣りのキモである「底を取り続けること」「仕かけのアピール力を高めること」の、両方を実現できる画期的なシンカーとなっているのです。
実際に使用してみると違いが明らかに
一般的な無垢なオモリと、タコを寄せるために塗装が施されたオモリでは、海底での存在感が全く違います。
これは「タコ足シンカー」を実際に使用した時の写真です。

エギよりも色のアピール力があることが見て取れる
使用しているタコルアーの色は「チャート」+「緑白赤のストライプ」、シンカーはブルピンゼブラを使用しています。シンカーに装着された発光体は鮮やかに発色されており、タコにもバッチリアピールできます。

実際にタコが釣れた様子。しっかりとシンカー諸とも抱えている
無垢なオモリを見た後に、ゼブラ柄やカラーでのインパクトを見ると、アピール力が段違いになることは、容易に想像できますよね。
近年の明石エリアは深場のポイントを流すことがあり、当日も、水深40m前後のポイントに行きました。
さらに、これから梅雨の時期と重なり、海水が濁ったりすると、アピール力の違いが釣果に直結します。
各シンカーの使い所
「寄ってこい 光略カスタムシンカー」の使いどころは、ズバリ浅場です。
浅場では船の揺れなどで必要以上に仕かけが大きく動いてしまう時があります。スリットが設けられている面がしっかりと海底をとらえ、スイートスポットを外しません。
タコ足シンカーは深場に最適のシンカーです。
付属のスナップにタコルアーをセットするだけで使える手軽さに加え、アイが高い位置にある為、軽い力でタコルアーが大きく動くよう設計されています。
オモリとルアーを1日中動かし続けるのは骨が折れますので、タコ釣り初心者の方にもオススメのシンカーです。
また、テスト時から大ダコの反応がよく、昨年の釣行では、3.4kgの超大ダコを釣り上げた実績もあります。
カラーローテやラトルスティックとの使い分け
【シンカーの色】
曇天時、濁り潮など海中の光量が少ない時➔グロー系カラー(ブルピンゼブラ、シルバーゼブラ、ピーチグローなど)
晴天時、澄み潮など海中の光量が多い時➔ソリッド系カラー(ネオンレッド、ネオンイエロー、ピンクホロ)
【発光体/ラトル】
曇天時、濁り潮など海中の光量が少ない時➔発光体
晴天時、澄み潮など海中の光量が多い時➔ラトルスティック
シンカーは、グロー系とソリッド系の2通りのカラーを持っておくことがベスト! 状況に応じたアピールをすることができますよ。
特に外せないのは、グロー系のハイアピールなカラー。とりあえず1個持つのであればこのカラーがオススメです。
オモリのカラーや発光体、音まで意識している人は少ないと思います。その分、効果を実感しやすいので、ぜひ実釣で試してみてください!
ルミカ公式「寄って来い 光略カスタムシンカー」詳細ページはこちら
ルミカ公式「タコ足シンカー」詳細ページはこちら
