12月8日、泉佐野食品コンビナートの上丸で「大阪湾タチウオKINGバトル2019」の決勝が行われた。
今年は、参加者延べ1,075人と過去最大規模の大会となった。
決勝はセミファイナルを勝ち抜いた名手18人に昨年度優勝の吉田昇平氏を加えた19人で開催。

司会進行は伊丹章氏とさぁやこと蒼井さやさん。今年はスペシャルゲストにフィッシュアローの松本猛司氏も駆け付けた

出船前にはクーラーチェックが行われた
7時前に出船し、8時前に当日のポイント洲本沖に到着。
仕かけチェックを行い、船長と伊丹氏の合図でスタート。
まずは100m超の深場のポイント。
だが、誰の竿にも反応が出ない。
移動後のポイントではいきなりヒット。
左舷へ先の上田慶彦氏の竿が曲がり込む。
続いて岡本茂明氏の竿が曲がる。
そこからは全体的に、時合とはいかないが、ポツポツと上がり続ける状況だ。
見ていると、速い系の誘いには反応がよくなさそうだ。
10時半の席替えのからバタバタッと数が上がりだした。
時合が到来したようだ。
折り返し時点で釣果を聞くとトップは10、11尾のようだ。
後半戦がはじると、また状況が少しかわってくる。
後半に一気に数を伸ばしたのは今永航汰、櫻井亮太両氏。
テンポの速いジャーク系の誘いで活性の高い個体をどんどん釣り上げる。
前半戦は少し低調だったものの見事にアジャストして、櫻井亮太氏は1流しで10尾釣り上げるなど、誘いがハマれば連発する場面も見られた。

今永航汰氏は後半から釣果を伸ばした

櫻井亮太氏は後半一流しで10尾釣り上げるなど猛烈な追い上げを見せた
船は深場へと向かい、最深部では水深170mラインへ。
ここで安定してアタリをだしていたのは角井、西原、東元各氏。

角井良隆氏は前半後半なくアタリを出し続けた

西原優一氏は電動リールのピックアップボタンだけで誘った

東元達也氏はフォールでアタリがよくでたと言う
その後も釣果を増やして14時の納竿を迎えた。
帰港後に検量をすると、結果は1位から3位まではすべて1尾差の超接戦。
7代目キングとなったのは28尾を釣り上げた東元達也氏。
「ファイナルまで進出できたのは2度目。優勝できて本当に嬉しい」とコメント。
惜しくも敗れた角井氏は「終盤のバラシが痛かった。あれがなければ」と悔し気だった。
今年もさまざまなドラマがあった大阪湾タチウオKINGバトル。
来年は一体どんなドラマが待っているのだろうか。