2022年のアルファタックル新製品の中でも特に高い注目を集めた小型ベイトリール、「ディーノ船」。
価格帯も8,000円ほどと手ごろで、これから船釣りをはじめたい方にもピッタリのリールなのではないでしょうか?
かくいう記者も、この「ディーノ船」は発表当初から注目していたアイテムの一つ。
先日、ようやく入手することができたので、今回は実際に使ったレビューを紹介していきたいと思います。
詳しいスペック等は過去の記事をチェック!
「ディーノ船」の150PH/Rを買ってみた
記者が購入したのは「ディーノ船」の150PH/R、右巻きパワーハンドルのタイプ。ライトジギングや泳がせの五目、ライトアジなど、ライトゲーム系での使用を前提にこちらを購入しました。
ここからは記者が実際にライトジギングで使用してみての使い心地について紹介していきます。
1日の釣行で使用してみて、一番に感じたのはとにかくトラブルが少ないこと。というか、リールやライントラブルは一つもありませんでした。
ブレーキシステムはマグネット式で、サイドのダイアルとメカニカルブレーキで調整します。
ダイアルもジグのウエイトやオモリなどにあわせて細かく調整が可能です。ベイトリールの操作が分からない方は、とりあえず、ダイアルを真ん中にして、徐々に慣れてきたら調整するのがオススメ。
ちなみにこの日、同船したベイトリール初心者の方にも使ってもらったのですが、バックラッシュ等のライントラブルは一切なし。ジグも45~80gを使用していたのですが、フォール中もほぼノーサミングでも何の問題もありませんでした。
普段はスピニングタックルのみで、ベイトリールに不慣れな方にもオススメです!
実はこの日、ナブラやシイラが表層で泳ぐ姿が見えており、アンダーキャストで狙う場面がありました。
パワーハンドルのため、やや不慣れではありましたが、こちらもトラブルなくキャストができました。
込み合う乗合船など、やや前方にキャストしたいシーンでも活躍してくれることでしょう。
そしてもう一つが、パーミングのしやすさ。記者は少々このパーミングにはうるさいタイプで、リールを選ぶ際は握り心地を重要視しています。
釣行中はリールを握る時間も長く、その良し悪しで集中力も変わってきます。
「ディーノ船」は、コンパクトで握りやすく、それでいてリールの自重も比較的222gと軽量。握りこんだ際も個人的にフィットする形状でした。
気になるパワーですが、こちらもゴリゴリ巻くことができます!
40cmほどのサバをジグサビキで3匹ほどかけた状態でも、問題なく巻き取りことができ、剛性面やパワーでの不安は一切なし。サバなどは他の乗船者の方とオマツリになることもあるため、一気に巻き取ることが多いのですが、その際でもゴリゴリ巻くことができました。
そのほか良型のホウボウもバラさないよう丁寧に巻いた際でもスムーズに寄せることができました。
以上が記者が実際に使って感じた内容です。
あとはなにより、デザインがカッコいい! ブラックベースでロッドのカラーとも合わせやすく、そしてチープに見えないシックなデザイン。
手ごろな価格帯だと、デザイン性がイマイチだったりすることも多々ありますが、この「ディーノ船」に関しては、そういった見た目面にもこだわっているのが分かります!
これから船釣りをはじめたい方やベイトリールデビューを考えている方はぜひ、「ディーノ船」をチェックしてみてください。使いやすく安心できる性能です!
