2019年に発売され、チニング界隈では知らない人はいない名竿、シマノ「ブレニアス」。そんな「ブレニアス」に、近年流行っているベイトモデルが2機種追加! 釣り方に応じたアイテム展開となっているので、刺さる人にはグッと刺さるハズ!
それでは各アイテムの特徴を紹介していきます。
ブレニアス【シマノ】

出典:シマノ
まずは簡単に「ブレニアス」をおさらい。
「ブレニアス」は、ボトム、トップ、落とし込みなどの多彩なシーンに求められる性能を備えた、高水準にバランスのよいロッドシリーズ。ブランクスには、ネジレと潰れに強い“スパイラルX”や、“ハイパワーX”を採用しており強靭な仕上がりです。
ラインナップとしては、スピニング5機種と、今回追加されるベイト2機種の合計7機種が展開されています。
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ルアーウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S78L | 7’8″ | 2.34 | 並継 | 2 | 120 | 90 | 1.4 | 2~12 | 0.3~0.8 | セパレート | 320 | UPLOCK | 98.9 | 31,000円 |
S80L-S | 8’0″ | 2.44 | 並継 | 2 | 125 | 98 | 0.9 | 2~10 | 0.3~0.8 | セパレート | 320 | UPLOCK | 99 | 32,100円 |
S70ML | 7’0″ | 2.13 | 並継 | 2 | 109.5 | 98 | 1.5 | 3~18 | 0.4~1 | セパレート | 320 | UPLOCK | 98.8 | 31,000円 |
S78ML | 7’8″ | 2.34 | 並継 | 2 | 120 | 92 | 1.4 | 3~18 | 0.4~1 | セパレート | 320 | UPLOCK | 99 | 31,500円 |
S76M | 7’6″ | 2.29 | 並継 | 2 | 117.5 | 95 | 1.5 | 5~24 | 0.5~1.2 | セパレート | 320 | UPLOCK | 98.7 | 32,100円 |
B74ML-S | 7’4″ | 2.24 | 並継 | 2 | 115 | 115 | 1.2 | 3~24 | 0.5~1.2 | セパレート | 276 | DOWNLOCK | 99.3 | 31,000円 |
B73L+ | 7’3″ | 2.21 | インロー | 2 | 113.5 | 107 | 1.6 | 2~18 | 0.4~1 | セパレート | 270 | DOWNLOCK | 98.8 | 30,500円 |
シマノ公式「ブレニアス」詳細ページはこちら
それでは、今回追加されたベイトモデル2機種を紹介していきます!
キレイに曲がりキャストが決まる【B73L+】
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ルアーウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) |
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B73L+ | 7’3″ | 2.21 | インロー | 2 | 113.5 | 107 | 1.6 | 2~18 | 0.4~1 | セパレート | 270 | DOWNLOCK | 98.8 |
B73L+は、トップからグリップまでがキレイに曲がる、パラポリックな設計が特徴のロッドとのこと。
向かい風や橋脚周りといった、キャストの精度が求められるシーンでの使用を想定して作られているそうで、非常にキャストがしやすいモデルとなっているようです。ナイトゲームでも人気の釣りなので、キャストが決まるのは結構嬉しいポイントではないでしょうか。
シマノインストラクターの嶋田 仁正(しまだ じんせい)氏がB73L+について、こう語っています。
ボトム中心のゲーム展開を得意とするロッドで、感度とパワーも申し分ないロッドに仕上がっていると感じました。私の場合、このロッドを使用する際は「ブレニアス MCヘッド」や「ブレニアス ネガカリノタテ」といったルアーを使うことが多いです。タダ巻きでボトムをズル引きしたり、河川の流れがある時はその流れを利用してドリフトさせて使います。ブリームを狙う際にナイトゲームで楽しむことも多いのですが、周囲が暗い状況でもキャストが決まりやすく、感度もよいので繊細なゲーム展開を楽しむことができました。もちろん大型ブリームとのやり取りでパワー不足を感じることもありません。
出典:シマノ
近年では主流になったフリーリグや落とし込みにも対応しつつ、キャストがしやすいモデルなので、ベイトチニングを始めてみたい! という人にピッタリなロッドかもしれませんね!
ボトムトレーサー【B74ML-S(ソリッドティップ)】
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ルアーウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) |
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B74ML-S | 7’4″ | 2.24 | 並継 | 2 | 115 | 115 | 1.2 | 3~24 | 0.5~1.2 | セパレート | 276 | DOWNLOCK | 99.3 |
B74ML-Sはソリッドティップ搭載の、いわゆる即アワセができる掛け調子のモデル。ハードボトムを攻略する、フリーリグ専用のボトムトレーサーなロッドです。
ルアーの操作性が高く、テクニカルなゲーム展開が得意だそう。先述したソリッドティップは“ハイレスポンスソリッド”が搭載。必要以上にティップが入りすぎない設計になっているので、根掛かりを回避しつつ、バイトはしっかりと絡め取るように仕上がっているようです。
シマノインストラクターの黒田 健史(くろだ けんし)氏がB73L+について、こう語っています。
繊細な穂先とバッドパワーが魅力のロッドだと感じました。私の場合は浜名湖でブリームを狙うことが多いのですが、この場所では地形のほとんどがハードボトム。その中でも起伏の激しい牡蠣瀬に定位しているブリームを狙います。その際に使用するのはフリーリグが中心で、このロッドはまさにそのための設計と言っても過言ではありません。特にシリーズの中で唯一搭載されているハイレスポンスソリッドにより、適度な食い込みの良さとボトムを感知する能力を合わせ持つのが特徴。根掛かりを回避しながらブリームのアタリに集中することができます。さらにバッドパワーも必要十分となっていますので、ヒットした後に強烈に下へ潜ろうとするチヌに対して、パワーファイトを展開することも可能です。
出典:シマノ
今回は、人気ロッド「ブレニアス」から新たに登場した2機種を紹介しました。
もうそろそろ乗っ込みのシーズン。2023年3月発売予定とのことなので、ちょうどシーズンと合致するので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか!