皆さんは釣りのエサと聞いて、思い浮かぶのはどんなエサですか?
オキアミ? ダンゴ? エビ?
初心者の方にも馴染みがあるエサと言えば、この辺りでしょうか。
ですが、今回は虫エサについて、まとめて紹介したいと思います。
狙う魚によって、効果的な虫エサとそうでない虫エサもあります。事前に知識として覚えておき釣りに活かしましょう。
始めにお伝えしておきますが、これから虫エサの画像が出てきますので、苦手な方は、ご注意ください。
釣りエサの卸し問屋「土屋商会」が経営する
Tポート南港店に協力頂きました
今回、釣りエサの卸し問屋「土屋商会」が経営するTポート南港店に協力頂き、虫エサを紹介していきます。お店の詳細はページ下部に掲載していますので、気になる方はチェックしてください。
常時10種類前後の活きエサを取り揃えており、卸し問屋が営んでいることもあって、新鮮さがウリ。
こちらの活きのよい虫エサを使って紹介していきます。残念ながら時期の関係で在庫がなく、紹介できない虫エサもありますが、ご容赦ください。
虫エサをまとめて紹介

青イソメ
青虫(青イソメ・青ゴカイ)と呼ばれる虫エサ。
青イソメと聞けば、割りと初心者の方でも馴染みのある虫エサだと思います。養殖で生産されており、1年中安定して在庫がある虫エサです。

赤イソメ
こちらは、赤イソメ。上記の青イソメと同じイソメですが、赤色なのが特徴です。
実は土屋商会が、最初に赤イソメを扱い始めたそう。時折、青イソメの中に赤色の個体がまじっており、そこで赤色の個体のみを養殖したとのことです。
ターゲット
チヌ・スズキ・ハネ・ガシラ・メバル・キス・ハゼ・カレイなど。
主な刺し方
チョン掛け・房掛け・通し刺し
販売店によっては、個々のサイズ分けで販売されており、1本でボリューム大きく見せたり、2本使って房掛けしたりと、使い方もいろいろあります。購入の際に、何を釣りたいのかもスタッフに伝えると、ベストな使い方も教えてくれますよ。
石ゴカイ(ジャリメ・砂虫)も、1年中販売されている定番の虫エサです。
動きが活発で、キスやサヨリなど、サイズの小さめの魚を投げ釣りで使用するのに適しています。
ターゲット
キス・サヨリ・カレイ・メバル・ハゼなど
主な刺し方
通し刺し
冷えに弱いため、冷蔵庫での保存・保管は禁物。およそ15℃くらいが適温です。
ちょっとグロテスクなルックスの本虫(マムシ・岩イソメ)です。天然モノと養殖の両方を扱っているそう。
柔らかく弾力がある胴体ですが、身切れしづらく遠投する釣りに向いています。さらにエサ取りにも強い特徴があります。
投げ釣りで大物を狙うのに使いたい虫エサです。
ターゲット
カレイ・マダイ・チヌ・キス(大型)・イシダイ・カワハギなど
主な刺し方
通し刺し
保管は10℃前後が適温です。野菜室に保管できれば、丁度イイかも。(ご家族の許可が得られたらですがw)
こちらもインパクトのあるルックスの虫エサ「ユムシ」。無脊椎動物で大きいもので50cmにもなるそう。
Tポートでは、エサに使いやすいよう3~10cm程度のモノが用意されています。
底の砂泥中に住むユムシ、遠投して大物を狙う釣りに最適。エサ取りへの強さも特徴的です。
ターゲット
カレイ・マダイ・チヌ・アイナメなど
主な刺し方
通し刺し
かなり弱りやすいそうで、保存は基本的に難しいとのこと。
近年、チヌの落とし込み釣りに人気の虫エサ「青コガネ」。体が光り、動きがよく、匂いもでる、なかなか釣果に期待が持てるのだそう。
実はこの「青コガネ」、オランダで養殖されているそうで、空輸されて日本にやってきます。先般のウクライナ侵攻の影響で、なかなか仕入れできないとのことでした。現在は以前の状態に戻りつつあるとのこと。
ターゲット
チヌ・カレイ・スズキ
主な刺し方
通し刺し
青コガネの在庫がない場合、代用でイソメを使用することが多いんだそう。なら青イソメと思いきや、赤イソメの方が反応がよいそうです。理由はよくわからず、魚に聞いて欲しいとのことでした(笑)。
保存は10℃前後が好ましい。
最後に番外編的な、シャコの仲間の「ボケ」。別名スナモグリやテジロと呼ばれるエサです。
土屋商会では、関東方面で獲れた天然の国産ボケをメインで扱っているそう。全国的に見ると、国内で穫れるエリアも減少傾向にあり、中国産なども輸入されているようです。
ターゲット
チヌ・キビレ・カレイ・アイナメ 釣り堀のマダイやイシダイにも
主な刺し方
チョン掛け・通し刺し
非常に弱りやすいので、保存は難しいとのこと。早めに使用しましょう。
いろんな種類がある虫エサ。ターゲットに合わせたエサ選び、刺し方、釣果を上げるためには大事なポイントになってきます。
基本的な知識を持くことで、現場での対応にも関わってくると思います。覚えておいて損はありませんよ。
