釣り針の老舗メーカーカツイチが、「あなたのリグ、デビューさせてみませんか?」という、刺激的かつ魅力のあるコンセプトで開催された「リグ王」。

出典:カツイチ
今までになかった新しいリグをアングラーから募集し、先日大阪で行われた「フィッシングショーOSAKA2023」にて人気投票を行い、KING OF RIG「リグ王」を決めるというモノ。
結果が出揃い、栄えある1位となった“新リグ”が斬新で、しかも実釣力の高いリグだったので紹介!
パラソルリグ
投票数151票を獲得し初代「リグ王」に輝いたのは、船釣り探求者アンカー氏が考案した「パラソルリグ」。一見シャッドテールワームのテキサスリグのような、でもよく見ると違う…不思議なリグです。使用しているアイテムは以下の通り。
■使用アイテム
フック:「Worm144 フリッピンストレート」
アシストフック:「Worm20 ビッグバイトフィネス」
シンカー:「DS-5H デコイシンカーtypeヘビーバレット」
そのほかアイテム:「L-11 シリコングリッパー」、ウキ止めゴム、ラバースカート
使用ワーム例:レイン「バブリングシャッド」
重めのテキサスシンカーをウキ止めゴムで止めているので、シンカーとフックが半誘導する仕組みになっています。メインフックからシリコングリッパーでアシストフックを付属させ、さらにアシストフックをテール部に貫通させます。そうすることでフッキング力を高めているのだとか。
アシストフックへのハリスはフロロカーボン。適度なハリとワーム貫通部の摩擦抵抗が少なく、テールの動きを阻害しないような作りになっているようです。
船釣りでタイラバのようにタダ巻きで使用。底から15回巻いてフォールさせることを繰り返します。シャッドテールが常に動いているのでフォールでも巻き上げでもヒットするんだとか。
実績はマダイ・アコウ・ヒラメ・コチなど! 釣れっぷりもスゴイ新リグとなっています。

シンカーをタイラバヘッドに変えてもOK
テキサスリグとタイラバの、イイとこ取りなイメージ。それにしても、テール部分にアシストフックを貫通させてフッキング力を上げるという発想がスゴイですよね。
考案の経緯
考案者である、船釣り探求者アンカー氏は考案の経緯についてこう語っています。
タイラバ釣行時、シャッドテールワームでマダイのアタリが多くとれることがわかりましたが、ストレートフックのみだとフッキングに難がありました。アシストフックをテール部に貫通させることで,ショートバイトでもフッキングさせることに成功しました。また、フォール時にアシストフックとリーダーが絡んでしまうことが問題でしたが、ウキ止めゴムで半遊動にすることで解決することができました。
出典:カツイチ
以上、タイラバやSLJで活躍しそうな「パラソルリグ」の紹介でした。
次回の開催があるようならば、我こそは! という秘密のリグを持っているアングラーは参戦してみてはいかがでしょうか。下記のリンクより、ほかにもノミネートされたリグが見れるので、気になった方は覗いてみてください。
カツイチ公式「リグ王特設ページ」はこちら。