釣り用ラインの選び方は、価格か、性能か。このどちらかではないでしょうか。
ちなみに記者は前者。「結局消耗品だからケチっちゃえ」という、業界人とは思えぬ考え。
ということを、フィッシングイチバン池田店の髙木さんに伝えてみると「ラインは絶対ケチらず、よい物使った方がいいですよ!」と。

△フィッシングイチバン池田の髙木さん
魚に近いアイテムはイイモノを使うべし
髙木さん曰く、ラインはハリの次に魚の口に近い物。イイ製品を使うことで根ズレに強くなったり、引張強度の高さで安心してファイトができたりと、とにかく釣果に直結するので、ラインはコダワった方がイイとのこと。
性能の高いリールやロッドを使うよりも、魚のキャッチ率が上がる可能性が高い! とも。
釣具店スタッフが愛用しているライン
かなりの熱弁を披露してくれた髙木さん。では、そんな髙木さんが愛用しているPEラインを聞いてみました。
髙木さんが紹介してくれたのは、バリバスの「VARIVAS 8 マーキング」と、「VARIVAS 4 マーキング」。
特に8本撚りのモデルがオススメとのコト。
8本撚りを推す理由は後述するとして、このバリバスのPEラインがよい理由を聞いてみました。

出典:バリバス
髙木さん曰く、“とにかく耐久性が高い”とのこと。数回釣行しても、ほぼほぼ新品と同様のパフォーマンスを発揮してくれる上に、マーキングの色落ちも少ないという。
そんな耐久性の高さから、髙木さんはPEラインを使う釣りではこのラインを使用しているそうです。
8本撚りがよい理由
では、なぜ8本撚りがなぜオススメなのか?
基本的には4本撚りの方が価格も控えめで、ケチな記者にとっては魅力的。そんな記者に、髙木さんは3つのメリットを説いてくれました。
これは言わずもがなですが、8本撚りの方が引張強度が強いこと。不意な大物が掛かった時や、最後の抵抗で急に走りだした時にラインブレイクしてしまった…。そんな後悔をする前に、引張強度の高い8本撚りを用意していると、安心してファイトすることができます。
8本撚りになると、ラインの表面が滑らかになり、ガイドを通る際の抵抗が少なくなり、飛距離が変わるとのこと。
②と同様に、糸抜けがよくなるのでバーチカルな釣りでも仕かけが早く落ちることで、素早く指定されたタナまで到達できるようになるそうです。
4本撚りのメリットは大きく2点。
まずは価格が安価であること。次に、8本撚りに比べてコシがあるので、ライントラブルが少なくなるメリットがあるそうです。
初心者の方は4本撚りを使った方がトラブルレスなので、快適に釣りが楽しめるかも!
改めてラインの重要性に気付かされた
以上の話を聞いて、ラインの重要さに改めて気づかされた記者。
思えば、手前でバラしたあの魚もラインをコダワっていれば…と少し後悔。
あと1尾、もう1尾を狙うアングラーは、今一度、自分が使っているラインを見直してみてはいかがでしょうか。