海上釣り堀といえば、マダイと青物。
マダイは結構釣れるイメージですが、青物はそうはいかないイメージ。
生きアジやウグイを泳がしていても、一向にアタる気配がない…なんてこと、ありますよね。
今回は、そんなシブい時でも口を使わせてしまうエサと技を、海上釣り堀の名人、加納貴幸さんの釣行を取材しながら聞いてみました!

加納貴幸(かのうたかゆき) プロフィール
知多市在住の大物釣りを得意としたアングラー。三重県を始めとし、ノマセ釣りや中深海釣りなど美味なターゲットを狙って釣行している。また、海上釣り堀マスターでもあり、1日でマダイ十数尾、ヒラマサ5尾、シマアジ2尾、クエを釣り上げた実績も。
名人のエサと技
取材当日もまさに青物の食いがシブく、生きエサにほとんど反応がない状態。
そこで、加納さんが取り出したエサがこちらの2種類。
・イカの内臓
・イワシまるごと
どちらも生きエサよりもサイズが大きく、なかなかインパクトのあるエサ。
この2つのエサの、アクションの方法にミソがありました。
リアクションで誘う
イカの内臓も、イワシ1尾もアクションの方法はほとんど一緒。
エサがタナまで落ちたら、グリグリッと素早く2回転させたあとに、1~2秒ステイ。を繰り返して素早くエサを動かすことで、リアクションで食わせてしまうのだという。
実際に加納さんはこの方法で、生きエサには無反応だったカンパチをイワシで掛けていました。
各エサの特徴
イカの内臓は、煙幕を出しながら大きく揺れるのでアピール力バツグン。食わせるまではいかずとも、青物をチェイスさせて、活性を上げるために使ったりもするそうです。
イワシは逃げ惑うベイトを演出。こちらも活性を上げるのに有効とのこと。
青物がどうしても釣りたい時は、名人の技を試してみてはいかがでしょうか!