海上釣り堀は奥が深い。
その中でも、エサ選びやローテーションは毎回迷ってしまう。そんな人も多いのでは。
今回は、海上釣り堀名人の加納貴幸さんの釣りに同行し、名人のエサ選びやローテーションを徹底取材。果たして名人はどのようなエサをチョイスし、どのようにローテーションするのか?

加納貴幸(かのうたかゆき) プロフィール
名人が選んだエサ
この日、加納さんが用意したエサは以下の通り。
①マダイイエロー
②マダイストロング
②キビナゴ
③ブラックタイガー
④真イワシ(切っていないそのままのもの)
⑤小イカ
⑥イカの内臓
⑦シラサエビ
⑧テナガエビ
⑨生きアジ
⑩生きウグイ
⑪マムシ
⑫オキアミ
⑬イカを切ったもの
⑭イワシを切ったもの
⑮大きめのイカ
など、着色したものも含めると15種類以上持ち込んでいました。
その日の当たりエサを探すため、「多種少量」が鉄則だと加納さんは言う。
加納さんは朝から青物を狙う
加納さんが朝から狙うのは、マダイではなく青物だと言う。
そのため、朝イチに用意したエサはシラサエビ、キビナゴ、小イカ。加納さん曰く、大抵朝はそれでマダイも釣れてくれるのだとか。

△加納さん自宅近くの河川で獲れたシラサエビ
その言葉の通り、この日のファーストヒットはシラサエビでの食べごろマダイ。名人の思惑通りです。
それでも反応が悪ければ、アジやウグイ(銀兵)といった生きエサに、ダンゴ、甘エビ、オキアミ、イカやイワシを小さく切ったものをローテーションするという。
この日は、大きめのイカをルアーのように使い、青物をチェイスさせて活性を上げてから生きアジに食わせる。というテクニカルな釣りで良型の青物を連続ヒットさせていました。

△イカは頭の先に針をチョン掛けして使っていた
朝からマダイではなく、青物を狙う。という考えでも、マダイは続々ヒット。
この日のマダイの当たりエサは、シラサエビと、イシダイ用に用意していたマムシ。
今回は、名人のエサ選びとローテ術について紹介しました。
次回の釣行の際は、参考にしてみてはいかがでしょうか。