
樋口 輝(ひぐち ひかる) プロフィール
この度、ありがたいことに、リレー連載のトップバッターを務めさせていただきます、樋口輝と申します。
テンヤタチウオを始めたキッカケは、タチウオ釣り未経験だった僕が、いきなり大阪湾タチウオKINGバトルの予選に参加したこと。
船釣り歴としては6年目ぐらいですが、主に大阪湾を中心とし、テンヤタチウオを得意としています。
今回の内容ですが、9月からタチウオKINGバトルの予選がスタートしますので、少しでもお役に立てるような有力な情報をお伝えできればと思います。
2日間に渡り、明石の海蓮丸と、須磨の仙正丸のご協力のもと、実釣してきました。
状況としては、タチウオのサイズは平均的に幅指2~2.5本前後がメイン。
かなりの個体数が大阪湾の各ポイントに入ってきており、1日中アタリは多く、楽しめるのですが、掛けにくい、バラしやすいといった印象でした。
掛け辛い原因は、まず個体のサイズが小さいことと、戯れてくるアタリが多いこと。
テンヤの胴に噛ませてもストライクゾーンが小さいため、薄い所に掛かり、身切れしてバレやすい。これを攻略するために、9:1調子のロッドに持ちかえ、いくつかの攻略パターンを見付けたので、その7つをご紹介できればと思います。
①バラシのリスクはあるが、即掛け重視で掛かる魚だけを狙っていく。
②攻撃的な誘いでタチウオにスイッチを入れ、掛けやすいアタリをだす。
③小さなアタリはスルーする。小刻みに誘って上へ追わせ、少しでもモタれたり、引き込んだらコンパクトフッキング。丁寧な動作で釣っていく。
④微速巻き1~3のスピードを入れながら、ハンドルは巻かずに竿のアクションだけで誘う。微速巻きで動き続けているので、次の追いが出やすく、掛けるタイミングを作りやすい。
⑤キャスティングでのカーブフォール釣法はアタリも増え、掛かりもよくなるので、積極的に狙ってみる。
⑥テンションフォールが効くタイミングがある。
⑦バイブレーション釣法が効くタイミングがある。
テンヤのカラーは、グロー系、ゼブラ系が強い印象でした。
エサはイワシでもサンマでも釣れるのですが、イワシの方がアタリの質がよいイメージで、渋い時などに有効です。
個人的な主観にはなりますが、何か1つでも釣果アップの秘訣に繋がれば幸いです。
使用したテンヤはこちら
今回僕が使用したテンヤです。
「サーベルマスター船テンヤ」は、薄型の形状をしているため、フォールスピードがかなり速め。強烈な2枚潮でも対応可能。ジャークでキレを出して、高アピールで誘うことができます。
「サーベルマスター船テンヤβ」は、掛かりやすさに特化。潮受けを利用し、カーブフォールなどでレンジを長くキープして誘える。水押しが強く、高アピール。厳寒期などの活性が低く、ジャークを嫌うような状況の際に、水押しの影響なのかβでしかアタリをだせない時がありました。
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