2023年モデルチェンジされて登場された、シマノの口太グレ特化の磯フカセ竿「マスターチューン」。

出典:シマノ
品番 | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 錘負荷(号) | 適合ハリス(号) | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(税別) |
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1-500 | 5.00 | 振出 | 5 | 108.2 | 180 | 0.8 | 1-3 | 1-3 | 380 | UPLOCK | 98.6 | 63,000円 |
1-530 | 5.30 | 振出 | 5 | 114.6 | 192 | 0.8 | 1-3 | 1-3 | 380 | UPLOCK | 98.8 | 64,000円 |
1.2-500 | 5.00 | 振出 | 5 | 108.2 | 192 | 0.8 | 1-4 | 1-4 | 385 | UPLOCK | 98.7 | 64,000円 |
1.2-530 | 5.30 | 振出 | 5 | 114.6 | 200 | 0.8 | 1-4 | 1-4 | 385 | UPLOCK | 98.9 | 65,000円 |
1.5-500 | 5.00 | 振出 | 5 | 108.2 | 197 | 0.8 | 1-4 | 1.2-4 | 390 | UPLOCK | 98.8 | 65,000円 |
1.5-530 | 5.30 | 振出 | 5 | 114.6 | 207 | 0.8 | 1-4 | 1.2-4 | 390 | UPLOCK | 99 | 66,000円 |
新しくなって登場した「マスターチューン」の最大の特長は、“号数によって調子が違うこと”。
従来であれば、1つの調子を軸に号数展開されてきましたが、マスターチューンは、1号が胴調子、1.5号が先調子、中間となる1.2号が間を取った基本調子と一風変わったラインナップになっています。
激戦区を制するために細糸ハリスに適した胴調子の1号、全国のフィールドを想定した基本調子の1.2号、アタリを掛ける、操作、ファイト、常に主導権を釣り人が握るための先調子の2号。
そんな異なった個性を持つ3モデルそれぞれに500と530を用意した、全6モデルのラインナップとなっています。
それでは、各モデルの特長をもう少し詳しく見ていきましょう。
全6モデルの各特長
35cmクラスの口太グレを基準として想定。
より繊細なアプローチの要求がされる防波堤でのスレた小型グレの数釣りや、極寒期特有のシビアな1匹を釣るために細ハリスの選択をするシーンに。繊細に操作を行うための軽快さを持ち合わせていながら、ロッド全体が大きく曲がり込む胴調子セッティングで細ハリスを労りながら確実にターゲットを手元に引き寄せる。5mレングスはモーメントの軽減による軽快操作でラインメンディングをアシスト。
出典:シマノ
「1-500」の特長に加え、5.3mレングスは道糸管理に優れ、ファイトの際にはロッドの全長を生かし、ハエ根の回避をスムーズにアシスト。
40cmクラスの口太グレを基準として想定。
現代のフカセ釣りの標準号数とも言える1.2号にはサシエ先行というフカセ釣りの基本に忠実な操作性を追求した調子セッティング。意図したポイントへの投入、適切な位置へ道糸メンディング、風を利用した道糸管理など。全ての操作の向上に貢献することでターゲットからのコンタクトをよりすばやく得ることが可能。5mレングスはアングラーの判断を適切かつ素早く仕掛けに伝え、魚の口元へ届けるための適正操作をアシスト。
出典:シマノ
「1.2-500」の特長に加え、5.3mレングスは中・遠距離での道糸管理に優れるため、積極的なメンディング動作をアシスト。
45cmクラスの口太グレを基準として想定。
1.5号には投入からファイトまで、常に主導権をこちらが管理するという攻撃的なスタイルを貫くことを可能にする先調子セッティング。近年の良型口太グレの数釣りを想定した際に求められる自重のあるウキの正確な遠投性、遠投した先での道糸の管理がしやすいラインメンディング性を高めた「ハリのある使用感」とロッドを立て切り、スピーディーなファイトに貢献する「ロッドパワー」を並立。5mレングスはモーメントの軽減による素早い操作とファイトを両立。
出典:シマノ
「1.2-500」の特長に加え、5.3mレングスは悪条件下のあらゆるシーンでの汎用性が高いためトーナメントシーン等で活躍。
シマノのコダワリが詰まった“コアブランクス”が搭載
“コアブランクス”とは
①つぶれ強度を向上させ魚を掛けた時の安定感を増す、シマノ独自のブランクス「スパイラルXコア」
②節間の剛性段差を封じ込め、スムーズな曲がりによる粘りを実現する「パラボラチューンR+」
③穂先に採用された軽量かつライントラブルを防ぐ「Xガイド」
これら3つを高次元に融合させたことで、強さと軽さ、そして粘りを備え、磯ロッドの本来のブランクス性能を最大限に引き出してくれる、シマノのコダワリが詰まったテクノロジーブランクスのことです。
コアブランクスは従来から上位モデルにしか採用されていなかったのですが、マスターチューンにも搭載されていて、上位モデルに肉薄するロッドに仕上がっています。
片腕ファイトを支えるエラストマーグリップ
グリップエンドには、防滑性の高いエラストマーグリップを採用。
片腕ファイトの際に密着した際、ロッドのブレとスリップを抑制してくれます。
同時期に発売されるアイテムとのデザインがベストマッチング
また、同時期に発売されるタモの柄「マスターチューンタマノエ」、レバーブレーキ付きリール「BB-Xデスピナ」とのデザインの相性がベストマッチ。
これだけベストマッチなのであれば、逆に揃えないと失礼? なレベル。合わせるリールや、新しいタモの柄を迷っていた方はぜひご一緒に。
シマノ公式「マスターチューン」詳細ページはこちら
シマノ公式「BB-X デスピナ」詳細ページはこちら
シマノ公式「マスターチューンタマノエ」詳細ページはこちら