竹村勝則 プロフィール
和歌山・紀ノ川左岸 南海電鉄鉄橋下
この釣り場へは、大阪方面からだと、国道26号を南進し、紀の国大橋を渡った所の信号を右折、少し進んで右折して、紀ノ川の堤防道に上がり、南海電車の踏切を渡ると、すぐに右下の川原へ降りる道があり、駐車場(無料)がある。
駐車場前に漁協小屋があって、桟橋がある。この前から下流は浅いので、チヌポイントとしてはよくないが、ここから上流側にコンクリート足場のポイントが2カ所あり、すぐカミ手にポイントが1カ所ある。
この付近の水深は、満潮時で2ヒロ前後。根掛かりは時々する。
仕かけの投入点は、竿2本分ぐらい前方。
上流に南海電車鉄橋があり、その上流に小さな波止が3本ある。真ん中の波止は入れないが、上下流のT字波止は歩いて行ける。1つの波止で2人から3人が竿が出せる。
波止後方の堤防道は駐車禁止なので、要注意。
今回はチヌを狙って出発
紀ノ川尻のチヌが、順調に釣れている。なので、南海電車鉄橋の下流へ出掛けてみた。
南海電車鉄橋の上流側には波止、下流側にはコンクリート足場の釣り場があり、左岸側では定評のあるチヌポイント。ただ、今季1番の大寒波のすぐ後だけに、水温が下がり、チヌの食い渋りが心配な状況だ。
左岸側の釣り場は北向きなので、北西風だと風がまともだが、当日は冬型が緩んで、朝は風がなく、釣りやすい状況だった。
前回の釣行日も凪日和だったが、チヌの食いはやや渋かったので、フカセ釣りの仕かけは、水中ウキ(3B)に、アタリウキは細長いヘラウキ(3B)を使うことにした。
マキエとサシエは前回と同じで、オキアミ3kgに、チヌパワーV SPを1袋と、ニュー活さなぎミンチ激荒を2袋。サシエは、くわせオキアミスペシャルと、食い込みイエロー。
釣座にしたのは、船着き桟橋のすぐ上流の、コンクリート足場の釣りやすい場所。
当日は大潮で、朝が満潮だけに、水深は約2ヒロあり、ゆっくり左(下流)へ流れている。そこで、タナは2ヒロ強にして、エサを底に少しハワせて、8時40分頃から釣り始める。
いつものように仕かけをセットしながら、マキエを打っておいた。仕かけの投入点は、水際から竿1.5~2本前方。
ウキが敏感なので、エサが川底の何かに引っ掛かって、時々シモるような感じになる。
8時55分頃、ウキがシモるような感じで止まった。これはアタリかなと思い、合わせると、竿がグーン、グーッときた。
水深が浅い所のチヌはよく引く。強引を楽しませてくれた1尾目のチヌは、43cmあった。
9時頃、ふと上流を見ると、「橿原から来た」と言う釣り人が、チヌを取り込んでいた。見せてもらうと、38cmのキレイな魚体のチヌだった。
流れはまだゆっくり左へ流れ、チヌが釣れる潮時だ。
9時50分頃、ウキがまたシモる。ひと呼吸置いて合わせると、これも元気なチヌで、よく引いた。このチヌは37cmだった。
次は10時35分頃、当日1番の重々しい強引を見せたのは、46cmのチヌ。
その後、約20分後にきたチヌは、42cmあった。
昼頃から潮が下げてきて、少し北西風が吹き始めた。流れが止まったり、右(上流)へ少し流れたりと、複雑になってきた。
このような潮がわりの時に、チヌが時々釣れることがあるのだが、潮がかなり下げてきたので、浅場の釣り場はよくない。アタリが全くなくなった。
当日の釣果は、前回と同じチヌ4尾で、1番大きなチヌは46cm。小さくても37cmあり、浅場チヌの強引を十分に楽しんだ。