【ひとつで効率よく攻める】関西つり堀KINGバトル初代優勝者が教える「二刀流」の魅力と応用的使い方

中嶋 優(なかじま ゆう) プロフィール

【2023年関西つり堀KINGバトル 優勝者】 5歳のころから祖父に連れられ、釣りを始める。フナやコイでエサ釣りの基礎を学び、一時はバスプロを目指し、バス釣りに熱中していたことも。釣り歴は35年、海釣り歴は22年。エギングやティップラン、イカメタル、オモリグ、海上釣り堀を得意としている。 現在は、本多商店フィールドアドバイザー、令和6年度がまかつファクトリーモニター、ハリミツ・墨族フィールドテスターを務める。

海上釣り堀において、メインターゲットとなるのが「マダイ」、「青物」そして高級魚「シマアジ」。誰よりも多く釣りたいというのが釣り人の心理かと思いますが、そんな中で「マダイ」、「シマアジ」を狙う時に、よく使うエサに黄色に染めたエビがある。

エビにもさまざまな種類があるため、いろいろな可能性を考えるとエサが増えてしまう。そんな時にオススメするのが、本多商店 快釣エサシリーズの「二刀流」。

出典:本多商店「二刀流

「二刀流」は甘エビと赤エビの2種類を黄色に染めたエサになるが、なんと、甘エビと赤エビ、それぞれが効果を発揮できるように特殊な加工を施している。当然加工の方法は企業秘密になるが、ひとつのエサで2種類のエビが入っている「二刀流」は、状況に合わせることができる万能エサになっている。

効率的に攻めることのできる「二刀流」

マダイを狙っていく上で、その日、もっと言えば入ったイケスのマダイに合わせたエサをチョイスすることが重要になる。

どのエサが当たりエサになるかは、実際に釣りを始めるまでは分からない。

そんな時に「二刀流」を使えば、当たりエサをアジャストさせやすくなる。

例えば、「二刀流」の赤エビを最初に使用した場合、まず赤エビの反応を見ることができるため、食いが悪いとなれば、「二刀流の」甘エビに切り替えアジャストさせるといったことが安易に可能となる。

同じ黄色に染めたエビで、そこまで差が出るのかと疑問に思われる方がいるかもしれないが、食いが渋いテクニカルな時ほど差が明確に出る。

釣りをしている間、ずっと魚が食ってくるかと言えば、そんなことはない。

時合いと呼ばれる魚の活性が上がるタイミングがあり、そのタイミングで、どれだけ確実に魚を釣り上げるかで、最終的な釣果は大きく変わる。その時合いも長く続かないことが多い。素早く複数エサを試すことができる「二刀流」は、そういった意味で時合いの瞬間を、もっとも効率的に攻めることができるエサと言える。

また、「二刀流」で狙える魚はマダイだけではない。黄色のエサを好む「シマアジ」や「イサギ」といった海上釣堀のメインターゲットも狙うことができるため、マダイを狙いつつ、タナを変えることで、シマアジやイサギも釣ることができる超万能エサになっている。

「二刀流」はエビの種類ごとに異なる加工をしているため、エサを容器の中で混ぜることは控えてほしい。それぞれに合わせた加工の効果を、持続させるための注意点として留意いただきたい。

応用的使い方

「二刀流」を使った応用的な使い方として、二刀流と他のエサを合わせて使う方法がある。

出典:本多商店「火山

今回、特にオススメしたいのが、「二刀流」とバラケエサ(ダンゴエサ)の「火山」を合わせて使う方法。黄色に染めたエビが視覚的にアピールできる一方で、魚の臭覚へアピールする火山の効果が合わさると、それまでアタリのなかった状況を打開するキッカケになることが多い。

使い方は、針に「二刀流」を刺し、針のチモトに「火山」を付ける。「火山」は握り込む力でバラケ具合をコントロールできるため、状況に合わせて固さを調整してほしい。

「二刀流」を単体で使う時は大きく、そして早く誘うことも可能だが、針のチモトに「火山」をセットした時は「火山」がバラけていきながら魚へアピールし、反応した魚を「二刀流」で仕留めるイメージのため、できるだけ優しく、少し小さめに誘うことでアタリが出やすくなる。

誘い方や誘う大きさを言葉だけで伝えることは難しいので、機会があればイベントなどで実際に見ていただきたい。

「二刀流」でしか獲れない 1尾が必ずいるため、持っていくエサの中に、常に忍ばせておくことを強くオススメする。

【マダイとシマアジの両方を1パックで狙い撃つ】赤エビと甘えびの2種類がミックスされた、新しいコンセプトの海上釣り堀向けエサ「二刀流」

本多商店公式「二刀流」の詳細ページはこちら

本多商店 快釣エサ(ほんだしょうてん かいちょうえさ) プロフィール

兵庫・尼崎に事務所を構える「本多商店」。「もっと釣りたい」という純粋な思いから、オリジナルのエサ作りを始め、その評判が口コミで広がり、今や関西各地の釣具店や海上釣堀で購入できるほどに。 エサに対して妥協は許さず、時期に合わせ、カットサイズを調節するなど手は抜かない。 代表の本多氏は自身でYouTubeチャンネル「爆釣連合 会長チャンネル」を開設し、海上釣堀やエサの魅力について発信。現在がまかつファクトリーモニターも務めている。

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