のんびりと釣りが楽しめる
串本のカセ釣り
11月になり、涼しくて釣りにちょうどよい気候。
そこで、ビギナーでも手軽に楽しめる釣りはないかと行ってきたのが、和歌山・串本の大裕丸。ここでは、カセと呼ばれる、ボートフィッシングが楽しめる。

▲串本大島の大裕丸
ボートフィッシングと言っても、船は養殖筏に固定しており、ポイントも湾内なので、船酔いしにくく、女性や子供も安心。
今回は、手軽に釣果が期待できる、ペレット釣りを体験。マダイなど、さまざまな魚を期待して釣りに出掛けた。
多彩なターゲットが釣れる
ペレットの釣り
串本大島港から、およそ3分ほどで、すぐにポイントへ到着。水深は17mほど。大裕丸の岩谷昇船長からは「ちょっとしたタナで釣果がかわるので、タナをいろいろと探ってみてください」とアドバイス。
準備をしたら、養殖筏の下を狙うイメージで、10mのタナでセットしてみる。
エサを付けてしばらくすると、いきなり竿が絞り込まれた。
まるで、ビリビリと電気が走るような引きで上がってきたのはアイゴ。

▲アイゴがよく釣れた。アイゴはヒレに毒があるので、直接持たないようにしよう
そこから、しばらく入れアタリ状態で、アイゴ、ヒブダイにまじってマダイも釣れる。

▲パターンを掴み、マダイを中心にアイゴやヒブダイなど、さまざままな魚を釣り上げた、つりそく船釣りクラブの十川氏

▲食べ頃サイズのマダイを釣り上げた、つりそく船釣りクラブの佐野氏
結果として、アタリが落ち着いた時間もあったが、タナさえ合えばアタリを引き出すことができ、多彩な魚で満足の釣果だった。
中には、どうすることもできないような強烈な引きもあり、串本のポテンシャルの高さも感じられた。
1年を通して楽しめる、串本のカセ釣り。
大裕丸では手ぶら釣行が楽しめる「チョイ釣りプラン」もあるので、旅行や観光に合わせて、釣りを楽しむのもオススメだ。
ペレットの釣りは
エサ代を抑えることができる
この釣りの魅力の1つとして、エサ代を非常に安く抑えることができる。エサで使うのはペレットと呼ばれる養殖エサ。このペレットで大抵の魚を釣ることができる。
ペレットのエサ代だが、大裕丸では1人1000円程度で十分なので、一般的なカカリ釣りや磯釣りなどに比べて、エサ代を抑えることができるので、非常にリーズナブルだ。