リールの下巻きはナゼ必要? その理由とオススメの方法を紹介

釣りをするうえで欠かせない「リールの下巻き」。

今回は、下巻きがなぜ必要なのか、することによって生まれるメリットについて紹介していきます。

また、記事の最後には、「自分でできる失敗しないスピニングリールの下巻き方法」を解説していますので、参考にしてみてくださいね。

そもそも下巻きって?

そもそも下巻きとは?

下巻きとは、リールのスプールの深さ、大きさに合わせて糸巻き量を調節するライン(糸)のこと。PEラインやエステルラインを使う際は、必要不可欠なんです!

下巻きに使用するラインは、主にナイロンやフロロカーボンといったモノフィラメント糸(撚っていない糸)がほとんどです。

下巻きの必要性

次に、下巻きがナゼ必要なのか。下巻きが必要な理由は大きく3つあります。

①飛距離を安定させる

特にスピニングリールは、スプールに巻いているラインの量が、少ないか適正かで飛距離に差が出ます!

スピニングリールの構造上、キャストした際に放出されるラインがスプールのエッジに当たります。下巻きが適正だと、スムーズにラインが放出されますが、量が少なすぎると、スプールにラインが干渉しすぎてしまって糸の出が悪くなってしまい飛距離が落ちてしまいます…。

逆に、ラインがドバっと出てしまうようなトラブルを抑えたい場合は、あえて少し、糸巻き量を少なめにすることが有効です。

②必要な分だけラインが巻ける

例えばPEラインの1.5号を200mを巻きたいけど、持っているリールのラインキャパシティがPE1.5号が320mの場合。。300mのPEラインを買えばほとんどピッタリ。でも実釣では300mも使わない…。

そんなときに、下巻き用のラインを持っておけば200mのラインでもスプールエッジぴったりに巻くことができます。

③ラインの滑りを抑える(PEの場合)

PEラインはモノフィラメント糸に比べ、滑りがよいラインです。そのためライン放出もスムーズで、あらゆる釣りに使われているラインなのですが、それゆえに下巻きが必要になってきます。

PEラインを下巻きせずに巻いてしまうと、いざ大物の魚を掛けたときに滑りがよすぎて踏ん張りがきかず、ドラグが機能せずにスプールの糸全てが回ってしまう可能性があります。そうならないためにも、PEラインを使う場合は下巻きをすることをオススメします。

△ベイトリールも同じ!

簡単な下巻きの方法を解説!

初心者の方でも糸巻き量ピッタリに巻く方法を、解説していきます!

たったの3ステップなのでメチャクチャ簡単! ぜひ参考にしてみてください。

必要なモノ

空のボビン2つ、または空のボビン1つ+同番手以上のスピニングリール。

①必要な分のメインラインを巻く

まず、使用したいメインラインを必要な分巻いていきます。このとき、普段糸を巻くときと同様、テンションを掛けながらしっかりと巻いていきましょう。

②下巻き用のラインをスプールエッジ下端ギリギリまで巻く

メインラインが巻き終わったら、次は下巻き用のラインを結束しスプールエッジの下端ギリギリを目安に巻いていきます。このときもテンションを掛けることを忘れずに。

このままだとラインが裏返っているので、空ボビンを使って正しい方向に巻きなおしていきます!

③ラインを裏返す

巻き切ったラインを1つ目のボビンに巻きなおしていきます。このとき、同番手以上のスピニングリールがあれば、そちらに結び変えることで簡単に巻き直しができます。

1つ目のボビン、またはスピニングリールに巻き切ったら、次は2つ目のボビンに巻きなおします。そうしたらいよいよ、リールに巻いて完成! 糸巻き量ピッタリのリールが出来上がります。

少し手間と時間が掛かりますが、誰でもカンタンに、キレイに下巻きができるので試してみてください!

お助けアイテムを紹介!

とはいえ、この作業をするのが面倒…。という方にオススメなのが第一精工の「高速リサイクラー2.0」。

釣行回数が多い方はこのアイテムがあれば、効率的に下巻きができますよ! 詳しい使い方やアイテムの詳細は以下のリンクからチェックしてみてください。

【電動リールもOK】億劫なラインの巻き替えをササッ! 一家に1台欲しい、第一精工の「高速リサイクラー2.0」

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