釣り用リールのメンテナンスをする際に、「オイルとグリス、どっちを使えばいいの?」 と悩む人は多いはず。
どちらもリールの潤滑をよくし、寿命を延ばすために使われるのですが、使う場所や特性を理解しないと逆効果になってしまうことも。
そこで今回は、リールのメンテナンスに欠かせない 「オイル」と「グリス」の違いや、適切な使い方を詳しく解説していきます!
オイルとグリスの基本的な違い
オイルについて
オイルは「サラサラした液体の潤滑剤」で、主に高速回転する部分に使用されます。
主にベアリングなど、回転をスムーズにしてくれたり、防錆の役割も持っています。サラサラとしている分流れやすく、マメな塗布が必要です。
■オイルを塗布する場所
・各ベアリング
・スピニングリールのベールアーム部
・ハンドルノブの付け根
グリスについて
グリスは「粘度の高い潤滑剤」で、摩耗しやすい部分や、力のかかる部分に使います。
そのため、ベアリングに差してしまうと、粘度の高さから回転性能を損なってしまうことになります。
■グリスを塗布する場所
・メインギアなど、内部ギア
・ベイトリールのレベルワインダー部
・スピニングリールのウォームシャフト部
上記から分かるように、基本的に日頃のメンテナンスではグリスの出番は少なくなります。
塗りすぎにはご注意を!
オイル、グリス共に、塗りすぎてしまうと巻き心地が悪くなったり、内部が汚れたりしてしまう原因にもなります。
量はオイルであれば1適、グリスも少量。メンテナンスの頻度は6~7釣行に1度くらいでOK!
正しい方法で、こまめにメンテナンスして、お気に入りのリールを長持ちさせましょう!
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