【船テンヤタチウオ名手の輪】 釣果へ繋げる誘いのバリエーションをわかりやすく解説!

寄稿:立野義昭

立野 義昭(Yoshiaki Tateno) プロフィール

早掛けスタイルを得意とするアングラー。釣り仲間からは「タテポン」という愛称で親しまれている。大阪湾タチウオキングバトル2016年、2018年ファイナリスト、シマノフィールドテスター

どうも皆さん、シマノフィールドテスターの立野義昭です。

今回は、誘いのバリエーションについて書いてみたいと思います。

潮の流れを把握する癖を付ける

1日の釣りの中で、誘いは最低3パターンかわると私は考えています。

下げの潮上げの潮転流時の潮が実釣時間の中にありますが、その時の潮に合わせたアプローチをすると、タチウオからの反応がかわってきます。

実釣前に潮汐表から、どんな潮になるかを予測するのですが、頭の中に、まずは転流時間をインプットします。

その後に、前半は下げの潮か、上げの潮かを確認して釣行に挑みます。

この癖を付けることにより、実釣時に自分にはアタリがなくても、よく釣れている人の誘いがヒントになります。

100%の正解はないですが、必ず次に繋がる何かを得ることができると思います。

そういう経験値が蓄積すればするほど、タチウオとのコンタクトが増えるのではないでしょうか。

誘い方を食べ物で例えると分かりやすい

では誘い方ですが、私は食べ物に見立ててアプローチをしています。

例えばストップ&ゴーは牛丼で、ワンピッチジャークはカレーライスとか(笑)。

牛丼ばかりでは飽きてしまう

なぜ食べ物に例えるかと言うと、人間もですが、同じ物を食べ続けるのは飽きがきて、ちょっとなぁと思いますよね。

そこで、牛丼好きのタチウオの中に、カレーライスを出してみる、というような誘いのバリエーションを持たせるという意味です。

人間も牛丼が好きな人がいれば、カレーライスが好きな人がいるように、タチウオも同じく、ワンピッチジャークが好きな個体がいれば、カレーライスに激反応を示す個体がいると思います。

なので、誘いの種類を多く持つと、タチウオとのコンタクトが多くなります。

異なる要素を盛り込むことで、より多くのアタリを引き出そう

タチウオテンヤはルアーの要素が強い釣り方なので、いろいろな誘いがあってよいと思います。

まずは自分が自信のあるストロングな誘いから、違う要素を盛り込んでみましょう。

私は、ジャークが好きなので、ワンピッチジャークを3回した最後は、リールを巻かずにフォールを入れたり、2回ジャークで興味を示したタチウオをフォールで迎えに行ってあげる、何てのもありですよね。

こんな感じで自身の誘いのバリエーションを増やして、より多くのタチウオとのコンタクトを楽しみましょう。

 

オススメのタチウオ料理「ドラゴンフライ」

さて今回のイチ押しタチウオ料理ですが、これからの時期は脂の乗った大型のタチウオが釣れることが多くなります。

そんな時は迷わずこれ、「ドラゴンフライ」です。

3枚のおろし身に下味を付けて、卵、小麦粉、パン粉の順に付けてください。そして油の海にダイブさせたら、でき上がりです。

自家製のタルタルなんてあると最高ですね。

このフライは、F2クラスのタチウオでするのもオススメです。

私はこのサイズのフライがお弁当箱に入っていることが多いです(笑)

 

フライの衣に、青海苔なんてまぜ込んだり、カレー粉を入れると味に変化が出てよいですよ。

たくさん釣れた時は、下味からパン粉まで仕込んで、揚げるだけの状態にして、1切れずつラップに包んで冷凍保管すると長く楽しめますね。

ぜひお試しください。

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