冬の時期は魚も脂がのって非常においしくなるタイミング。
カワハギや寒ブリ、サワラなどが有名ですが、今回は冬にだけ魚の王様タイをも超えるオススメの魚をご紹介!
その魚は…
ボラ!!!
そう、あのボラなのです!
嫌われ者のボラがタイをも超える美味しさに!?
釣り人にとってボラはどちらかというと嫌われる存在。
ボラは水底の藻や微生物、ゴカイなどを食べていることから生臭く、身も泥の様な臭いがするなど生息地によっては食すことができないとも言われています。
しかし、冬の時期は水が澄むこともあり、身からは泥臭さが消え、特に外洋に生息する個体は脂ものって非常に美味しい魚に早変わり!
この時期のボラは、「寒ボラ」と呼ばれ、その美味しさは、魚の王様タイをも超えるとも言われています。
活き〆して血抜きされた個体は非常に美味で、マダイの淡白な風味で、腹側はとろけるような食感で、背中側はヒラメの様なコリっとした歯ごたえのある味わい。
脂がのった個体は、脂が浮くほどで、鍋にしても刺身で食べても大トロにも劣らない絶品となります。
一部地域によってはスーパーなどでも販売されるとのことで、ぜひ見かけたら食べてもらいたい美味しさです!
ボラを釣って美味しく食べよう!
ボラを釣って美味しく食べるには、釣った後の処理が重要!
以前の「臭みの強い魚も美味しくする方法!」の記事でも紹介しましたが、臭みを消すには血抜きや体表のぬめり・ウロコの処理で美味しさが大きく変化します。
釣った後は素早く血抜きをし、ウロコ取りまで完了させるのがベスト。
魚の臭いの原因、「トリメチルアミン」という物質は水に溶けやすい性質なので、持ち帰る際も水につけないようにするのがポイントです。
皮をはいで、水洗いするとかなり臭いもとれるので、刺身で食べる際にはオススメです。
冬だけに食べられる「寒ボラ」、ぜひ食べてみてください
釣れても歓迎されない魚ランキングで上位に位置するボラですが、冬の時期だけは高級魚にも劣らない美味しさに変化します!
ぜひ、まだ寒ボラを食べたことがない方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?