長さにキモあり!名人の使用タックル
名人の使用するロッドは、青物用とマダイ用とオーソドックスだが一番目に付いたのはその竿の長さ。
マダイ用は2.7mとやや短めなのに対して、青物用は3.6mと長さが90cmも違う。
もちろん長めのパワーのある竿で青物としっかりやり取りするということもあるのだが、もう一つの理由が仕かけを投入する場所。
マダイはイケスの際(キワ)に溜まるのでキワに投入しやすい短めの竿で、青物狙いは中央を狙うので長めの竿を使っているとのこと。

青物狙いはクラブブルーキャビンⅡ-36(ダイワ)

マダイ狙いはファイアカーボ波止舟270

スピニングリールに、使用ラインはマダイ狙いでPE2号、青物狙いでPE3号を使用

クッションシンカーはマダイ狙いは1.5号(下)、青物狙いは6号(上)。青物は生きエサが動きすぎないようにするためだ
こだわり満載のエサを紹介
① 種類は豊富に用意する
エサは豊富に用意するのが大切。
当日、名人は10種類以上のエサを使っていたほど。
珍しいエサでは「プチトマト」も使用していた。
「プチトマト」は、他のエサに反応がない時に意外と反応があるそうだ。
ちなみに、トマトに反応がある時はカラーに反応しているのではないかと…名人は予想していた。
② パイロットになるエサは「甘エビ」
名人のパイロット的エサになるのが「甘エビ」だ。
特にマダイの反応がよいそう。
付け方は殻をむいて針全体を覆うように付ければOK。
殻を剥くのはエサの食い込みがよくなるので、釣果アップに繋がるのだとか。
またエサ取りの活性が高い時は殻付きで使うこともある。
「甘エビ」に反応がなければ次は「ボケ」、「カメジャコ」に変更。
そこからムシエサ、イカ、オキアミなど、反応を見ながらエサをローテーションしていくのが名人流だ。

甘エビは殻を剥いて使用する
③ 青物に有効! ヒイカの1パイ付け
「ヒイカ」はシルエットが大きく、フォールスピードが遅いので、青物の反応が良いとのこと。
水の抵抗が大きくヒラヒラとアピールしながら落ちるので、青物が興味を持ってアタックしてくることが多いのだとか。
この「ヒイカ」を使う時はジッとステイするよりも誘い上げたり、適度に動かしてしっかりアピールしよう。
最後に大和丸の特長や攻略ポイントを紹介