タックルはカカリ釣り用のチヌ竿に片軸リール
タックルはカカリ釣り用のチヌ竿に、リールは送り込みなどのライン操作が容易な片軸リール。
釣れるチヌのメインサイズが22、23cmから30cm級が主体なので、引きを楽しめるようにやや軟らかい調子の竿を使用した。
ハリスはオーナーばりのザイト筏かかり1.5号。当日上がった涙水筏は、筏を固定するロープ以外は障害物はないので、これで十分にチヌの引きを楽しみながらやり取りできる。
針はカット黒チヌの2~3.5号を使用。
オモリは、なしから1号程度を流し込んだり、フォール速度をかえるために調整して打っていた。
ダンゴはサナギを多め、サシエはエサ取りに強いミックスエサが有効
当日のダンゴは、日本海にも精通する藪氏の配合を加藤氏も流用。
その配合は、1日分でマルキユーの若狭ジャンボ2箱、ニュー活さなぎミンチ2袋、本筏チヌ1袋、濁りオカラ1袋、荒びきさなぎ1袋、チヌスパイス1袋で、これら全て4分の1ずつをまぜ合わせて、アミエビ400gに海水をカップ(660㏄)4ハイを入れて満遍なくまじるように練り込んだ。
ほかにニュー活さなぎミンチ激荒をアンコ用とサシエ用に2袋使用した。
この日、両氏が使用したエサは、マルキユーのくわせオキアミスペシャルチヌ、活丸さなぎ、荒食いブラウン、ニュー活さなぎミンチ激荒の欠片やコーン。
当日は表層から中層までコノシロ柱が立っていたほか、底ではヒイラギが湧いていたので、オキアミ単体ではなく、両氏ともにオキアミコーンやオキアミサナギなどのミックスエサを多用していた。

オキアミや激荒をアンコに入れる

ダンゴは硬めに5、6回握る
また、藪氏は型狙いに徹した終盤、活丸さなぎの半分切りの5つ掛けや、サナギコーンを荒食いブラウンで包み込んだ大エサで当日最大寸の43.5cmや30cm級などを仕留めた。

ネリエにエサを包む
次に両名手の当日のパターンを紹介
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