HAYASHIの船タコロッド「活蛸(かつだこ)水産」について開発者に話を聞いてみた

船タコ釣り特集

林釣漁具製作所HAYASHIブランドから発売されている、船タコ専用ロッドの「活蛸(かつだこ)水産」。

出典:HAYASHI

初心者からベテランまで、幅広く使えるように作られた優秀なロッドです!

レギュラーモデルの「活蛸水産175」と、乗せに特化した「活蛸水産175乗せ」の2モデルで展開されていて、好みに合わせて使い分けできるのも嬉しいポイント。

今回は、そんなロッドを開発したHAYASHI開発スタッフの吉田さんに、ロッドの特徴とモデルの違いについて話を聞いてきました!

吉田 圭吾(Keigo Yoshida) プロフィール

林釣漁具製作所のHAYASHIブランド&餌木猿の企画開発スタッフ。愛媛県出身で、幼少期の頃から釣りを楽しみ、淡水、海水ともにオールラウンドにこなす根っからの釣り好き。特に好きな釣りは、バスフィッシングのトップウォータースタイルと、軟体系オフショアゲーム。学生時代にモノづくりを学び、現在に至る。1996年生まれ。

「活蛸水産」は、万人が使いやすいように開発された船タコロッド

「誰でも扱える」をコンセプトに、全長、調子、ブランクスなど、テストを重ねて作られた「活蛸水産」。いろいろコダワって作られていました。

全長のコダワリ

まずは名前にもある「175」の理由について聞いてみました!

「175」は全長を表していました。つまり全長175cm!
理由としては、屋根がある船が多く、これ以上長いと屋根にロッドぶつけてしまったり、取り回しが悪くなってしまうのでこの長さが、扱いやすいベストな長さだそう。

大ダコに負けないバットパワー

船タコロッドはバットが命! ここが弱いとタコを海底から引き剥すことができません。

バットについて聞いてみると、「バットパワーはかなり強く設定している」とのことで、2kgほどの大ダコも、余裕をもって海底から引き剝がせるそう。

吉田さんがラクラクと巻き上げたタコ

ちなみにブランクスは癖がなく、タコの足がエギに絡みつく感覚も分かるそう。初心者もアタリが分かりやすいですし、ベテランは小さいアタリも逃すことなく合わせることができますね!

ガッチリホールドできるグリップエンド

話を進めていくと、グリップエンドにもコダワリが!

力が入りやすいように設計したようで、アタった時に脇に挟んで思いっきり合わせられるようになっているようです。

力に自信のない方や、女性の方もタコに負けずに戦えるように設計されていました!

コンセプト通り、誰でも扱いやすいロッドに仕上がっていました。

ポップで個性的なデザインにも理由が!

「活蛸水産」は、なんと言っても目立つのが個性的なデザイン。

白いブランクスに、”和”テイストな派手カラーのデザインが散りばめられています。

近海、新鮮、船釣の文字が

話をしていると吉田さん自体、古き良きを大事にする、遊び心の塊のような人だったのでその影響が強いのでは…? と思いましたが、どうやらこんな理由が。

水産という言葉=元気いっぱいに漁をする=活きのイイタコを釣ってもらいたい、という想いが込められており、それをデザインに反映させたそう。元が漁具メーカーということもあり、納得の理由でした。

2モデルの違いについて

赤いラベルがレギュラーモデルの「活蛸水産175」

黄色いラベルが「活蛸水産175乗せ」

標準的な調子で作られているのが「活蛸水産175」。癖がなく使いやすい1本です。

もう一方の「活蛸水産175乗せ」は、レギュラーモデルよりバットの強さはそのままに、竿先がより曲がります。

深場でタコを掛けた時、1番バレやすいのは巻き上げ時。こちらのモデルは竿先がタコや潮の動きを吸収してくれるので、バレにくい仕様になっているとのこと。

また、竿の曲がりで自然にタコを掛けられるので、初心者にはこちらのモデルをオススメしたいということでした!

 

お若い開発スタッフさんでしたが、ちゃんと考えられて、質のイイものを作られていました。

これから勢いを増す「船タコゲーム」! 話を聞いて、ますますオススメしたい「活蛸水産」を使って、船タコゲームを楽しんでみて下さい!

HAYASHI公式「活蛸水産175」詳細ページはこちら

林釣漁具製作所 プロフィール

高知県高知市に拠点を置く創立1946年の老舗漁具メーカー。漁の実績に裏付けされた長年のノウハウを駆使し、ライトゲーム中心の「Tict」、エギングでは「餌木猿」、ソルトゲームの楽しさを追求する「HAYASHI」の3つのブランドを構える。各ジャンルでこだわりの詰まった製品をプロデュースしている。

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