次ページで釣り方を解説
釣り方の基本はゼロテンション+タタキ、たまに聞き合わせを入れるとよい
この釣りの基本は底取り。最初に覚えるべき釣り方は底での釣りだ。
底が取れたら糸フケを取って、張らず、緩めずのゼロテンション状態にする。

まずは張らず緩めずのゼロテンションに
次は仕かけが底を切らないように、竿を小刻みに動かして仕かけを揺らす(タタキ)を入れる。
この時にカワハギが寄ってきていても仕かけが動いているのでカワハギはエサを取ることができない。
その後は再びゼロテンションでステイをする。
すると、エサを取れると思ったカワハギが寄ってきて、はっきりとしたアタリがでやすくなる。
ただ、カワハギは居食いをしていることもあるので、時々聞き合わせることもポイントだ。
タタキの誘いをする時は中オモリを付けておくとやりやすい。
初心者には3号ぐらいがオススメだ。
ほかにも、誘い上げや誘い下げを繰り返す宙の釣りや、弛ませ釣りなど、釣り方はさまざま。まずは基本のゼロテンションの釣りをマスターしよう。」
取材日によかった誘いを紹介!!
①野竿氏のパターン
野竿氏のパターンはスローであまり激しく誘わない釣り方。
野竿氏は「活性が低いと聞いていたのでこの誘いがよかったのかな」と言う誘いが次の通り。
①まずは底を取って1~1.5mほど竿で誘い上げる。
②そこから小刻みなシャクリを入れてエサを取られないようにしながら誘い下げていく。
③最後はゼロテンションでステイすることでアタリを誘発する。

まず、竿で1~1.5mほど誘い上げる

その後はシャクリながら誘い下げていく
タタキを入れない誘いなので中オモリは付けておらず、竿は少し軟らかめの8対2調子のステファーノ(シマノ)を使用。
②山下氏の誘い&タックル
当日25尾を釣り上げて竿頭になった山下氏のタックルと誘い方を紹介。
竿はステファーノ攻(シマノ)。
「8対2調子のものが食い込みがよかった」と山下氏。
「メタルトップの竿なんかは感度抜群でもっとアタリもでるんだろうけど、アタリを弾いてしまって掛けれなかったりもあるので今日はステファーノの方がよかったかな」とも話す。
針は、最近調子がよかったという吸い込み系の針よりもハゲ針に反応がよかったそうだ。
しかし、「仕かけを全て同じ針で統一することはしない」と山下氏。
「パターンがかわった時に全部同じだと釣果が伸びなくなる」と言う。
必ずハゲ針と吸い込み系の針をまぜるのがキモだ。
この日よかった誘いはゼロテンションから長めに竿先で仕かけを揺らしてかなりカワハギを焦らしてからのステイがよかった。