三重・鳥羽沖の冬の風物詩「ヒラメ」が、最盛期を迎えた。そこで、つりそく船釣りクラブのメンバーで、12月の釣行会を開催した。
今回は国崎港から出船している、功成丸と宏漁丸の2船で出船。記者は宏漁丸へと乗船した。５時半に港を出た船は、およそ40分ほどで鳥羽湾口へと到着。水深50～60mのかけ上がりのポイントで釣りをスタートした。
しばらくして、右舷のミヨシで「きたー！」という声が聞こえた。左舷の胴にいた記者が駆け寄ると、タモの中には大きなヒラメが入っていた。
今回、ヒラメが釣りたいと休みを取って乗船していた、編集部の中村が上げた見事な1尾。ずっと釣りたいと思っていた念願のヒラメに感無量の様子。
計測してみると、そのサイズは何と67.5cm!! 肉厚の美味しそうな大型のヒラメだった。
この日は、全体的に食いが渋く、ヒラメらしきアタリはあるものの、すぐにエサを離してしまう状態。仕かけを上げてみると、ヒラメが食い付いた後のような歯型がたくさん付いていた。
その中でもポツリ、ポツリとヒラメが釣れ、50cm級の良型主体に上がった。
今期は、エサのイワシが全国的に不漁で、エサに尾数制限（イワシは1人10尾）を掛けており、イワシのほかにアジも使用している。そのため、エサの扱い次第で釣果が大きくかわる。
ヒラメのほかにも、メジロやハマチ、根魚など、ゲストも多彩。
例年、2月末頃までは出船するので、美味しい肉厚の寒ヒラメを釣りたい人は、ぜひ三重・鳥羽へと足を運んでみてほしい。
