少し前に、東京湾バチコンアジングの釣り方について基本的なところをまとめました。
この釣りのエキスパート、橋詰大輔さんに色々とお話を伺ってきた内容が以下の記事。
釣り方については、上記をぜひ参考にして頂きくとして…今回は橋詰さんが愛用しているロッドについてご紹介したい。
目感度もよい月下美人MXアジングボート
ロッドにはダイワ・月下美人MXアジングボートを使用。
品名 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
自重 (g) |
先径/元径 (mm) |
錘負荷 (g) |
適合 ラインPE (号) |
カーボン 含有率 (%) |
メーカー 希望本体 価格(円) |
66UL-S・N | 1.98 | 2 | 103 | 55 | 0.8/7.9 | 5~30 | 0.15~0.4 | 99 | 27,300 |
64L-S・N | 1.93 | 2 | 100 | 56 | 0.8/8.4 | 10~40 | 0.15~0.5 | 99 | 27,300 |
68ML-S・N | 2.03 | 2 | 105 | 65 | 0.8/8.9 | 15~60 | 0.2~0.6 | 99 | 27,300 |
上記3機種のうち、最も繊細な6フィート6インチのUL「66UL-S」をセレクト。
これが「確かにコレだわ…」と妙に納得できたんですよねぇ。
何が優れているかといえば、アタリを感じられる・アタリが視える点。

高弾性メガトップの採用で、大きく感度が向上。ガイドは糸が絡みにくいKガイドを、さらに糸がらみしにくいオリジナルで配置したこだわり仕様。 ガイドはステンレスフレームのSiC
繊細なソリッドティップを採用しているんだけれど、極めて優秀。クッと入り込むアタリ、「フッ」という抜けアタリ、プルルッという震えるアタリをまぁよく表現してくれるのです。
アタリが出た時に伝わる「手感度」もイイんだけれど、それは当然として、アタリの視える化がスゴくよかった。つまりは「目感度」が非常にイイ。見やすいオレンジのカラーもそれをさらに助長してくれる。
また全体にUL(ウルトラライト)でしなやか。ソリッド部分も長め。ツツッとわずかなアタリにアワせると、全体が気持ちよく曲がっていって、小気味よい引きにも付いていく。アジの引きに対して、クッションのような役割を果たしバラシがスゴく少ない。
撮影した時のリアルな話、記憶が確かなら、橋詰さんがアタリに対して掛けにいって掛からなかったことはあるけれど、掛かってからバラしたのは水面バラシの1回だけだったと思います。
口切れもしやすいアジだけれど、それには結構衝撃を受けました。
そんなロッドなのでスゴく楽しそうだったんですよね、掛かった時のやりとりが。アジって小さい魚かもしれないけど、クククンッという引き味が上品で心地よくて、それが66UL-Sの繊細さだとより感じられるというか。
とてもよくアジの引き味を体感できて、なんというか「うぉっ、こんな生命感を感じるの?」みたいな生命感を感じられるロッドだったんですよね。
これは嗜好の話になってきてしまうかもしれないですが「使っていて楽しい!」、見ていてもそんなロッドでした。
楽しさって何だろう?に答えてくれるロッド
主観になってしまい恐縮ですが、「この釣りやってみたいな」と思わせてくれるロッドだったんですよね。
もちろん、繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッド「メガトップ」やネジレを防止する「X45」、繊細で感度を高める「エアセンサーシート」など、ダイワが誇るテクノロジーをしっかり詰め込んでいるからこそ、なのではあります(それを「MX」というミドルクラスのロッドに)。
けれど各テクノロジーのスゴさうんぬんって、めちゃくちゃ深く理解している一般の釣り人は少なくて(記者含め笑)。
そうではなくて、橋詰大輔さんがこのロッドを使って気持ちいいくらいに「面白そう…」と思わせてくれたことに価値があるのかなと。
数釣りをしたいなら、やっぱりコマセ釣りの方がイイんです。だけど、東京湾バチコンアジングを、あえてやってみたい、そう思わせるほどにアタリが分かる、バラシも少ない、気持ちイイ引きが楽しめるロッドなのでした。
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