例年GW頃には、若狭湾では漁火が各沖に浮かび上がり、夜釣りが活気を帯びてくる。
これから初夏は、人気ターゲットの「ムギイカ」が回遊してくる季節だ。
ムギイカの例年のパターンや、胴突き&イカメタルの仕かけ、釣り方、キモなど、初めてでも知っておきたい基本的なことを紹介。
ムギイカとは?

ムギイカとはスルメイカの若齢個体(胴長20cm以下が目安)。身が柔らかく美味なのも人気の理由
ムギイカの標準和名はスルメイカ。
ムギイカは、スルメイカの若齢個体(全長で20cm以下が目安と言われる)で、麦が実り収穫される頃によく釣れるので、若狭湾などでは「ムギイカ」と呼ばれている。
若狭湾では、シーズン初期はムギイカが釣れるが、シーズンが進むと徐々にスルメイカの比率が高くなるので、いわば季節限定のターゲット。
親のスルメイカと比べて、小型なので身が軟らかく、とても美味なのも人気の理由のひとつ。
出船しているのは若狭湾東部の福井県の船宿が多い

若狭湾でのムギイカ釣りの風景
ムギイカを狙って出船するのは、主に若狭湾でも東部側の福井県の船。
若狭大島や小浜、越前では、アジやマダイなどの五目釣りとリレー便になった半夜便や深夜便で出船している所が多い。
また、1年を通してイカ釣りがメインの敦賀方面では、イカ狙い1本に絞った夕方からの出船、あるいは深夜便が主体となっている。
次ページでタックルを紹介
1 / 3