【タチウオ釣りの引き出しが増える!! 食い渋り時にアタリがだせない人は必見!】トップトーナメンターが明かす「必釣テクニック&エサ」大公開!!

ただ今、大阪湾ではハイシーズン真っ只中の船テンヤタチウオ。

そこへ、ダイワが誇るトップトーナメンターの金森聡、高槻慧両テスターと、スタッフの菊池雄一氏が、大阪湾のテンヤタチウオ釣りで有名な泉佐野の上丸に集結。

ここでは、その時に披露してもらった、トーナメントでも有効な名手たちの必釣テクニックに、こだわりのエサなどを大公開。

テンヤタチウオ釣りには通っているけど、釣果に伸び悩んでいる、または食いが渋い時にアタリがだせない、なんてお悩みの初中級者には、最高のヒントになること請け合いです。

ダイワ船フィールドテスター・金森聡の必釣テクニック&エサとは?

型狙いに効果的! 電動でひたすら巻く【金森流 12釣法】

金森氏が長寸制限のあるトーナメントで、いかに型を揃えるかを考えて、編み出したのが「12釣法」。

シーボーグ100Jの巻き速度「12」を中心に、その時点のタチウオの食いと、釣れるサイズを見て、その前後の早巻きで誘い上げ、数秒おきに竿先をスッと下げて食わせの間を作り、アタリを引き出す釣り方です。

▲巻き速度「12」を基準に、その前後の電動早巻きで誘い上げながら、食わせの間を入れる

竿先を下げるだけでなく、連続で小刻みにシャクって、食わせの間を作ることもあります。

食い渋り時に◎、ふわふわとソフトに誘う【金森流 FFジャーク】

極鋭タチウオテンヤSP EX82-174の穂先の柔軟さを活かして、リズミカルにフワフワとソフトに数回シャクり、その後にチョン、と誘い上げるジャーク。

▲82調子の竿で穂先の柔軟さを利用して、フワフワとソフトに誘う

▲テンションが抜けるか抜けないかの、幅の小さな誘いにステイをまぜる

金森氏いわく「食いが渋い時に効果的なワザで、過去のトーナメントで周りが釣れていない時でも、何度も助けられている釣り方」。

金森氏が絶大の信頼を置く、食い渋り時の必釣テクニックです。

金森流 エサ&付け方

サンマ切り身を活性によって、皮目と身を巻き分ける

金森氏のエサは、サンマの切り身。

片身を半分にカットして付けます。

付け方はタチウオの活性に合わせて、高活性時は皮目を上に、渋い時はマキエ効果も狙って、身を上にして巻き、垂らしも長めに出します。

ダイワ船フィールドテスター・高槻慧の必釣テクニック&エサとは?

ドラゴン狙いや食い渋り時、ヒットダナが狭い時に抜群の実績!【高槻流 ノンストップバイブレーション釣法】

東京湾を主戦場とする高槻氏が編み出した「ノンストップバイブレーション釣法」。

ステイを入れる「バイブレーション釣法」も合わせて使います。

この釣り方は、カワハギ釣りのタタキの誘いのように、シーボーグ100Jの巻き速度3~7で巻き上げながら、竿で叩き続けて誘います。

▲独特な構えでバイブレーションさせる高槻氏

そして誘っている時に、手感度で違和感があれば、全て合わせます。

バイブレーション釣法は、5~10秒ほど竿で叩き、ピタッと穂先を止めてステイを入れます。

この時にでるアタリを即掛けしていく釣り方です。

タナが狭い時は、リールを巻かない「定点バイブレーション釣法」への応用もあります。

高槻氏いわく「食い渋りに必殺のワザ」。

高槻流 エサ&付け方

サンマ切り身をサンドイッチして軸を隠す

▲軸をサンマの切り身でサンドイッチして、軸を隠す高槻氏のエサ装着方法

高槻氏のエサは、サンマの切り身のサンドイッチ。

3枚におろした片身を細長く半分に切り、長い方を皮目を上にして剣に刺し、短い方を身を下にして、軸を隠すように上の切り身とで挟みます。

それをズレないように指で押さえながら、後ろから前へ等間隔で巻き込んでいきます。

ワイヤーはアイに巻き付けて留め、尾にはハサミでスリットを入れて、アピール力を高めています。

▲尾にはハサミでスリットを入れて、ヒラヒラさせてアピール力を高める

ダイワスタッフ・菊池雄一の必釣テクニック

アタれば巻く!追わせて確実にフッキング【菊池流 深追い掛け釣法】

菊池氏のテンヤタチウオ釣りの代名詞的な釣法が「深追い掛け釣法」。

ひと度掛ければ、バラしにくいタチウオの頬掛けを理想とし、アタったタチウオを追わせて、確実に掛けられるアタリを導き出します。

初アタリがあれば、即ハンドルを巻き、タチウオにエサを追わせて、捕食スイッチを入れていきます。

▲アタリがあれば、すぐにハンドルを巻いてタチウオを追わせる

その追わせる距離は、ハンドル半回転の時もあれば、10m以上追わせることも。

確実に掛けられるアタリで合わせれば、頬掛かり率も高く、巻き上げ途中でのバラシはほとんどない堅実性のある釣法です。

▲しっかり掛ければバラさないので、釣果は着実に伸びる

ドラゴンなどの大型狙いにも、効果的なテクニックのひとつ。

 

以上が、船タチウオの名手たちが自身の釣りの軸に据えるほどの効果的なテクニック。

それぞれハマるシーンは異なることもありますが、知識として覚えておけば、食い渋り時や、自分だけアタリがない時にも引き出しの1つとして使えるハズです。

ぜひ、これらのテクニックもアナタの引き出しに加えて、釣果アップを目指してください。

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!

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