知る人ぞ知る、高級魚の「オニカサゴ」。オニカサゴは地方での呼び名で、標準和名は「イズカサゴ」と言う魚だ。
刺し身はもちろん、煮付けや鍋など、どのような料理にしても美味しくて、アラは出汁に、ヒレは干してヒレ酒に、胃は湯がけば珍味になり、「捨てる所がない」と、言われる魚だ。
そんなオニカサゴをターゲットに、4月のつりそく船釣りクラブの例会を京都・宮津の裕凪丸で4月13日に開催。24人が参加して、2船に分かれて出船した。
筆者が乗船したのは、オーシャンブルー裕凪丸。山崎太一船長が操船する船だ。
この日はおよそ1時間ほどの航程で、京丹後沖の水深100m前後で釣りをスタート。
朝イチからアタリがあるが、なかなか掛からない。そんな中、ポツポツとオニカサゴにアヤメカサゴ、ウッカリカサゴをヒットさせている人に話を聞くと、「即合わせをしています」とのことだった。
また、エサは大型狙いであれば、大きい方が小型が掛かりにくくなるのでよいそうだ。
食いが渋い時は、シルエットが小さい方がよいこともあるとのことだった。
アタリがあっても掛かりにくい状況が続いていたが、中盤からしっかりとしたアタリがでるように。
そこから、中には良型もまじってオニカサゴが続々と釣れて、気付けばイケスはオニカサゴやウッカリカサゴなどで、真っ赤になる人が続出。
さらに、ラストのひと流しでは、青山氏が納竿直前に40cmオーバーのオニカサゴを釣り上げて、ドラマのような最後で竿を納めた。
また、別船ではよい人12尾と2ケタ釣果も出ていた。
翌日、つりそく船釣りクラブのメンバーから、「オニカサゴを初めて食べたけど、美味しくてビックリしました。また行きたくなっています」と、連絡があった。
1度食べてみると、ヤミツキになる絶品魚「オニカサゴ」。まだ食べたことがない人は、ぜひ行ってみてはいかがだろうか?