【三重・長瀬太郎生川釣行レポート】良型アユもまじって大満足

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

長瀬太郎生川は、三重県名張で曽爾川、宇陀川と合流して名張川となり、木津川、淀川と名をかえて大阪湾に流れ注ぐが、上流部だけに環境のよい山里タイプの川で、水はキレイで瀬が多いアユの川だ。

長瀬漁区は大井出井堰より上流の網広井堰までだが、今年は網広井堰の約1km上流(太郎生漁区)の猿子井堰までと長くなった。

アユ釣りファンにとって、釣り場が広くなるというのは、嬉しい限りだ。

大雨の影響もすぐに抜けて好況だった

大雨で約1mの増水で、アカも飛んだ。

しかし、この川は水が引くのも早く、翌々日にはもう釣りができる状態に。

そして当日は、やや高水の好水況で、新アカが付き始めている模様。

今年は新型コロナウイルスの影響で、オトリ店が横矢橋畔のあたらしオトリ店(☎090・5109・6482)と、新布瀬橋畔の木下オトリ店(☎090・5602・4356)の2店のみとなっている。

木下組合長に近況を聞くと、「釣れているアユのサイズは16~18cmぐらいで、よく釣る人は20~30尾といったところ」とのこと。

今年のアユ放流は、すべて湖産アユなので、追いがよい。

また、比奈知ダム湖からのソ上もある。

午前中は19cmの良型まじって14尾

午前中は長瀬の公民館上流の板の橋付近で釣ることにした。

板の橋周辺の渓相

板の橋の上下流に2人ずつ竿を出していたが、板橋のすぐシモが空いていたので、橋を渡って川へ降りた。

この付近は井堰から新長瀬橋まで、ずっと瀬が続く。この川のメイン釣り場で、釣り人も多いが、アユも多い。

この付近は荒瀬はないので、水中糸はサンラインのトルネード鮎(フロロ)0.15号、針はセツナ6.5号の3本イカリで、背針なしのノーマル仕かけだ。

石の色がよい速い流れの瀬へ、オトリを送りだした。

養殖のオトリでも、始めは元気で泳いでくれる。

仕かけをやや張り気味で待っていると、1分もしないうちに、ガツーンときた。

1尾目は背掛かりの17cmほどの元気なアユ。それをオトリにして送りだすと、スーッと瀬に入っていき、すぐさまコン、ギューン。

17cmのオトリに、18cmの背掛かりアユ。これが友釣りの醍醐味だ。

3尾目まではすぐ釣れたが、その後は計5尾釣れただけだった。

当日釣れた良型アユ

その後、板の橋のカミ手の井堰まで釣り歩いたところ、ポツリポツリと掛かり、19cmの良型もまじって合計14尾で昼食とした。

午後は19cmの3連発も!

午後は網広井堰の上流の新場所へ行ってみた。

猿子井堰から下流の飯垣内橋付近にかけて、瀬が続いている。

飯垣内橋シモ手でアユがチラっと見えたので、まず橋上流の飯垣内川出合シモ手の短い瀬を狙ってみた。

ここでは何と、3連発で18、19cmがきた。

その後、上流の瀬を早足で探ったが、3尾掛かっただけだった。

飯垣内橋下流は足場が悪く、段々瀬の荒場だが、アユは付いている。

流れがきついので、背針仕かけで釣ったところ、8回掛けて5回取り込んで、納竿した。

飯垣内橋上下流では10尾だったが、17~19cmの良型が揃ったので、満足した。

最終的な釣果

長瀬太郎生川の詳細

この川は川沿いに国道368号が通り、川相がよく見えるので、分かりやすくてよい。

道路の1部で幅が狭い場所があるので、要注意。

網の解禁が8月16日だが、友釣り専用区(新布瀬橋上流の西井出井堰から下流の横矢橋間)は9月15日まで網が入らない。

日券3500円、年券1万1000円。

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