今期は超当たり年!! ナイトエギングのアオリイカ

超大当たり年のシーズンとなっている福井県小浜沖のアオリイカ。ナイトティップランで狙うのが主流だが、オモリグや、イカが浮けばキャスティングでも釣れるなど狙い方は多彩。好釣果が続く今シーズンは、初めてでも楽しめること請け合いだ。

本来なら9月26日予定だったつりそく船釣りクラブの釣行会だが、悪天候で出船中止。だが、今期の小浜沖のアオリイカは絶好調。よい日はトップ3ケタ前後の大釣りで、連日50パイ超の数釣りが期待できる、近年にない超大当たり年。なので急遽、9月30日に順延しての開催となった。

乗船したのは、福井県小浜湾・西津の幸翔丸

今回乗船した幸翔丸(福井県小浜湾・西津)

だが、シケ明けの前日は、それまでの好釣果が嘘のような乗り渋り…。船頭も3カ所のポイントを回り、ビック釣具店の横山晴也氏が11パイで竿頭、少ない人は2ハイとのこと。

さて当日、北寄りの風でウネリがある。タカテグリの水深27、28mラインへアンカーを入れて開始したが、底濁りなのかイカの活性は低く、1時間弱の間、気配なし。そこで磯寄りの水深25mラインに大きく移動した。

結果的には、船頭のこの判断が見事的中。移動後は、左舷トモで1投目からティップラン初挑戦の藤原氏が胴長20㎝オーバーをヒット。右舷ヘ先でもオモリグの森岡氏が釣るなど好気配が漂う。

小ぶりながら開始早々にゲットした森岡氏

潮は速めで、右舷から左舷へ入る。エギは30gで始めたが、底が取り辛いこともあり、皆が40gに変更して狙った。右舷では数人がオモリグで狙っている。雨が降りだしたが、雨模様はイカには好都合。アオリの活性も高めで、10m近く浮いたタナでも乗ってくる。船中ファーストヒットの藤原氏は、連続ヒットで1時間ほどでツ抜けを達成した。

この日が人生初のティップランエギングだったが、船長の講習を受けた後は、コツをつかんで一気にツ抜け。最終的にアオリイカ21パイを上げた藤原氏

ほぼ全員がアオリイカの姿を見た頃から、雨が本降りになってきた。波も一層高くなり、ダウンする人も。一時は水面下に見えていたイカも、見えなくなった。それに合わせて「あっ、切られた」の声が次々と。サゴシが回ってきたようで、回収のエギにも水面まで追いかけてくる。

こうなるとイカは浮かない、そう読んだ十川氏は、ベイトタックルで底ベタの釣りを展開。底で大きく激しくシャクってエギをアピールするが、巻き取りはジーッとドラグから滑った分程度。ほぼ底から上げずにステイ。すると、クーッと穂先を引き込む。

後半、ベイトリールで底ベタのタナを丁寧に攻めるとアタリが連発した

胴長15-20cm級を次々と抜き上げた

反応が悪くなればカラーチェンジ。すると、面白いように、またアタりだす。後半、十川氏はエギのカラーローテを繰り返し、サゴシをかわして入れ乗りモード。波も高く、全体的には渋いなりにも、23時の納竿までに24ハイを上げて竿頭。

エダを出したオモリグで狙った山本氏も2ケタ釣果

初挑戦の2人も21パイ、9ハイと土産は十分確保し、納竿となった。

小浜沖のナイトエギングは晩秋まで楽しめる。

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