えっ!? もうシーズン開幕? 今年は激早っ!!【ボートでキスが釣れ出したよ~】風光明媚な日本三景のひとつ、天橋立を海から眺めながら楽しもう

紀伊半島では、冬場からキスが釣れている所もありますが、日本海側では例年、キスが釣れだすのは5月に入ってから。

京都府の宮津湾では、大抵は5月のゴールデンウイーク明けの中旬以降から姿を見せ始め、ようやくシーズンインとなります。

それが、今年は異常!?

4月下旬のゴールデンウイークを前にして、ボートでキスの釣果が上がりました。

それも、1人で20cm級を頭に20尾という、この時期にしては数釣りの好釣果が!!

今期、初めてキスの釣果が出たのは4月24日。

宮津湾でレンタルボートを営むフィッシングセンター海友の牛田店主に話を聞くと、「今年は早いな、もう釣れ出したで。いつもなら5月も中旬にならんと釣れんのに。まだ分からんけど、早うから釣れるということはキス自体が多いんちゃうか」と早くも当たり年を匂わす言葉も出ています。

実際、昨シーズンの釣果を見てみると、キスの本格的な釣果が初めて出たのは5月17日。この日は1船でキス40尾とマゴチが上がり、以降は23日に18~23cmが66尾と数釣りのシーズンへ突入していきました。

それが今年は4月24日。約1カ月も早い開幕です。

宮津湾内のキス釣り場

この宮津湾内のボートのキス釣りですが、小型船舶免許が必要なものの、ポイント等は店主が出船前に丁寧に教えてくれるので、初めての釣行でも安心です。

キスの主なポイントは、日置沖と橋立沖、そして黒崎沖です。

▲日置沖

宮津湾口に近い日置沖は、シーズン初期から良型がまじって数上がるポイント。西側には日置のリゾートマンション群が見えて、山立ての目印になります。キス狙いの場合は、水深10~15mラインのポイントを狙って流すとよいそうです。

▲橋立沖

そして、ボート店の桟橋からも近く、日本三景のひとつに数えられる風光明媚な橋立沖。

ここは夏場に高い実績がありますが、シーズン初期でも海況次第では数が狙える好場で、天橋立の内側、阿蘇海に潮が流れる時が好時合になることが多く、逆に潮が阿蘇海から出てくる時は潮が速くて釣り辛いそうです。水深は10m前後と浅く、全体的には釣りやすいポイントです。

そして、黒崎沖は水深15~20mとやや深めですが、こちらはマゴチなども狙えるそうです。

ボートのキス釣りの仕かけ

仕かけは下の図を参照してください。

メバリングロッドやアジングロッド、ひとつテンヤ竿など、穂先の感度がよく、食い込みのよい竿がアタリを弾かないのでオススメです。

あとはキス天ビンにオモリ10~20号、市販の船キス用仕かけで十分です。

エサは石ゴカイ。これを切らずに針に1匹付けするとよいです。

エサがヌルヌルと滑って付けにくい時は石粉を使うと、スムーズに付けることができますよ。

ボートのキスの釣り方

釣り方は、仕かけを底まで落として、ボートが流れるのに任せて底を引きずります。時おり、オモリを浮かすように聞き上げてエサをアピールすると、直後にアタることも多いですよ。

風がなく、潮も流れていない時はチョイ投げしてゆっくりと底を引いてくるとよいです。

逆に、風や潮でボートが速く流される時は、仕かけを止めていると、底を引きずるどころかオモリが浮き上がってしまうので、そんな時はオモリを重くするか、リールのベールを起こしてラインを送ってやり、仕かけが底をキープするようにしましょう。

早くも釣れ出したキスですが、釣れ出しから初夏までは比較的良型が多く、20cm前後主体に25cmオーバーも十分期待できます。

良型キスのアタリは、「えっ、これがキス!?」と思うような、強烈に竿先を引ったくるアタリも多いです。ライトタックルで狙うので引き味も十分に楽しめますよ。

これから水温が上がり出せば、さらに数釣りも見込める宮津湾内のボートキス、今年は早くから好釣果が期待できそうですよ!!

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