シーバスは、スズキをルアーフィッシングの対象にする場合の名称であり、同一の魚である。
エサ釣りも盛んに行われているが、今回はルアーフィッシングで狙う!
シーバスは年間を通じていろんなパターンで狙うことができるが、最もイージーに釣り上げることができる時期がある。
大阪方面では、ゴールデンウイーク前辺りから梅雨入りにかけてだ。
と言うのも、この時期には「バチ」と呼ばれるゴカイやイソメなどの環形動物が、産卵のために一斉に水中に出てくることにより、産卵直後のシーバスが体力回復に盛んに捕食する「バチ抜け」と呼ばれるパターンが存在する。
このパターンでは、特定の動きをするルアーに非常に反応がよくなるのだ。
早速、バチが抜けているポイントへ、夕まずめに到着すると、「バシュッ! バシュッ!」とシーバスの捕食音が響いている。水面を覗き込んでみると、バチがユラユラと泳いでいる姿が目視できる!
バチパターンに特化したルアーは各種販売されているが、全体的に細長く、表層を引いてくることができ、引き波を立てるような動きのモノが多い。
早速ルアーを装着し、キャスト! 着水後にゆっくりと巻いてくると、「コンッ!」と小さなアタリがでる。
いきなりのシーバスのコンタクトでテンションが上がる。
再度キャストすると「コンッ! グーッ!」とルアーを持っていかれ、アワセを入れると、水面で派手な「バシャバシャ!」という音が響き、ファイト開始である。
ラインを引っ張り出すドラグ音や、派手な水面ジャンプの「エラ洗い」などで大興奮しながら、重量感のあるファイトを堪能し、無事ネットイン!
上がってきたのは、ナイスサイズのシーバスである。
その後も、水面から捕食音が聞こえ続けているのでキャストを続けると、同じパターンで再度ヒット! 周りでもヒット! いやはや、お祭り騒ぎだ。
今回のノミラボ実験結果は、「シーバスを釣るのは簡単だ!」であった。
「簡単」と言っても期間限定であり、ポイントや特定の潮周りなどがある。
場所によっては、シーバスの捕食の仕方で、ルアーを弾いてしまう場合などもあり、タックルはパワーもあり、食い込みのよいティップのロッドが必要な場合もある。
しかし、身近なポイントでよいサイズのシーバスがバンバン上がってくるこの時期は、1年で1番シーバスが釣りやすい時期であることは間違いない。
今年は、ぼちぼちシーズンも終わりのようであるが、ぜひ来年はこのお祭りに参加してみてはどうだろうか。
この実験で今日もギターが冴えるぜ!ギュイ〜ん♪ だれかがやらねば…。
(※実験結果は、私の主観で判断しているため、必ずしも皆が同じ感想を持つとは限りません。)