冬の若狭湾の風物詩、ヤリイカが福井県敦賀沖で開幕しました。
ヤリイカは美味なのは言うまでもないですが、工夫次第では生かしたままでの持ち帰りが可能なイカ。
クーラーなどの容器にブクブクを入れておけば、数ハイ程度の少量なら家まで泳がせたまま持ち帰ることができます。
ポリタンクにブクブクを付けて、生きイカとしてキープされている方もよく見かけるので、興味がある方は1度試してみてください。
そんなヤリイカが敦賀沖で本格的に狙えるシーズンに入ってきました。
昨年12月中旬には調査便として狙い始めたヤリイカですが、姿は見られたものの、船中で20パイ前後。各自が土産を確保できるという状態ではありませんでしたが、年が明けてからは群れも固まってきたのか、まとまった釣果が上がり始めています。
ここでは、各船の釣果を紹介します。
敦賀色浜・日吉丸
1月10日半夜便
この日はヤリイカが好調。暗くなってからポツリポツリとアタリがあり、ラストスパートもあって、船中全員お土産は十分。ヤリイカは竿頭29ハイとマイカ、ムギイカが少々。また、仕かけを触るだけのアタリや、バラしがかなり多かったようで、イカの群れは濃かった様子。
1月15日半夜便
この日は前半にマイカ、後半にヤリイカが釣れたそう。ただ、水深が深いのでバレも多かった様子。マイカ、ヤリイカ&ムギイカで船中全員土産にはなっていたそうです。
敦賀色浜・竹宝丸
1月8日半夜便
この日は今年初出港。初めのうちは単発でのヒットでした。後半になるにつれてベイト感度が固まりだすと、コンスタントに上がっていた様子。上手くアタリを取れるかどうかで、かなり釣果に差が出たそうで、「タナが深いので、軟らかいロッドだとアタリが取りにくく、少し硬めのロッドがいいです」と船長。
1月10日半夜便
この日はなかなかラッシュにはならないものの、感度の入りもよく、アタリはでていたようで各自が土産を確保。
1月15日半夜便
この日は底潮が速くアタリが取りにくかったようですが、上手くタナを見付けた人はコンスタントにアタリを引き出し、テクニカルな状況の中でもトップはヤリイカ20パイの好釣果。
敦賀色浜・甚五郎丸
1月10日半夜便
この日はオス、メスまじりで竿頭はヤリイカ29ハイと好釣果。
また、各船ともにヤリイカだけでなく、マイカやスルメイカもまじっており、合わせて楽しめるのもよいですね。
フグなどの魚が少ない時には、エサ巻きスッテも効果があるので、持参しておくと乗りが渋い日には、よい目を見るかもしれません。
まだまだ「Xデー」と呼べるような大釣りはないですが、土産はキープできる日が増えてきた敦賀沖のヤリイカ。これから春までシーズンは続くので、凪の日を見計らって出かけてみるのも面白そうです。
ぜひ旬のヤリイカを堪能してみてください。