関東でマルイカといえば、船釣りで超人気のターゲット。
マルイカとは、地方で呼び名が変わり、マイカ、アカイカ、シロイカなどと呼ばれますが、ケンサキイカのことを指します。
どのエリアでもとても人気が高いイカの1種ですが、とりわけ関東エリアのマルイカシーンは、年々アツくなっています。
ゲーム性が非常に高く、テクニカルな面もあり、釣りやタックルの進化も目覚ましい。そんなマルイカ釣りで、近年主流になりつつあるのが、ゼロテンと呼ばれる釣法です。
ゼロテンションの略で、オモリを底に着けて、タタキ→止め→アワせを繰り返すのが基本の釣り方になります。
この釣りで大切なのが、タタキなどのアクションを、スッテに機敏に伝えてくれるブランクスと、繊細なアタリを逃さない穂先になります。
そこで今回は、そんなマルイカのゼロテンに特化した2モデルを含め、新しくなったシマノのロッド「ベイゲーム マルイカ」をご紹介します。
ベイゲーム マルイカ
シマノのマルイカ専用竿としては、上位機種の「バイオインパクト マルイカ」と「リアランサーX マルイカ」、そして入門機に最適な「マルイカBB」がありますが、この「ベイゲームマルイカ」は、本体価格2万円台でコストパフォーマンスが高い「ベイゲーム」シリーズのマルイカ専用ロッドになります。
「ベイゲーム マルイカ」には、マルイカ釣りの進化するテクニックに対応する3モデルがラインナップ。
シマノ公式「ベイゲーム マルイカ」詳細ページはこちら
前作同様、スパイラルXがもたらす細身軽量設計のブランクスで、思い通りのタタキ操作や誘い操作ができ、軽快にマルイカを誘うことができます。
また、リールシートには、軽量化と軽快な操作性を追求したマルチパーミングCI4+シートを新採用。
パーミング性能に優れた低重心のリールシートで、握りやすいだけでなく軽さと感度に優れるため、1日誘っても疲労感も軽減。
マルイカ釣りにおける重要な穂先ですが、「ベイゲーム マルイカ」にはグラスソリッド穂先を採用。
繊細で柔軟な穂先で、マルイカの小さなアタリもしっかりと捉えます。
まず、前述のゼロテン対応の2モデルですが、「82 SS155」と「82 S160」になります。
これらモデルは、バットから穂持ちにかけて、しっかりと硬めに設定されています。そうすることで、スッテにアクションを伝達でき、しっかりとマルイカにアピールできます。
特に水温がまだ低く、時には100mといった深場も狙うことが多いシーズン初期などには、威力を発揮してくれるでしょう。
目感度に優れたゼロテン対応の8:2調子。極柔軟穂先でマルイカのサワリにも大きく反応する目感度モデルです。
柔軟穂先にしっかりと叩ける穂持ちを持った、操作性のよい、深場対応のゼロテンに最適な1本。8:2調子。
こちらは、浅場から中層の釣りに対応するモデル。7:3の乗せ調子で、仕かけを止めた時にマルイカのアタリを目感度で表現し、乗せる繊細穂先が特長になっています。
スペック
品番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 錘負荷(号) | カーボン含有率(%) | リールシート位置(mm) | 本体価格(円) |
73 145◎ | 1.45 | 2 | 75.0 | 80 | 0.9 | 10~80 | 77.3 | 301※D | 26,000 |
82 SS155 | 1.55 | 3 | 86.0 | 82 | 0.75 | 10~60 | 80.8 | 301※D | 28,000 |
82 S160◎ | 1.60 | 2 | 84.0 | 95 | 0.8 | 10~80 | 70.0 | 301※D | 27,000 |
※◎印はソリッド交換サービス対象アイテムです。ソリッド部を破損した際に、その部分だけを交換することが可能です。
※D(ダウンロック):竿尻からリールシート後部固定フードまでの長さです。
※82 SS155と82 S160は、調子特性上、非常に柔軟な穂先仕様のため、仕掛けの巻込みや糸ガラミなどによる折損には十分ご注意ください。
コストパフォーマンスの高い「ベイゲーム」シリーズのマルイカ専用3モデル。
特に、ゼロテン専用モデルが欲しいな~と思っていた人には、対応モデルをぜひともに!
今シーズンのマルイカ釣りに投入してみてくださいね。
動画もチェック!