比較的釣り人が少ない穴場な釣り場を紹介!メバル、小アジが釣れています

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

兵庫・明石 東二見漁港

兵庫・明石 東二見漁港はこんな釣り場

釣行ルートは、明石市道718号を魚住町から、東二見に入る手前の新道を左折すると、海沿いの道なり、すぐ左に東二見漁港がある。波止の付け根近くに、車が数台程度なら止められる。

波止は200mほどの長さで、左の外側が1段高くなっていて、中型のタコ石テトラがビッシリと入っている。

波止の付け根に石灯籠型の石碑があり、ここに波止に上がる階段がある。波止先端に行くなら、そのまま進むと、先端手前に上に登る階段がある。

波止の先端

港内側は漁船などがたくさん留めてあるが、先端近くの船と船の間が、メバルとガシラのポイント。

波止先端周りのテトラ前も好ポイントに見えるが、当夜は潮の流れが割とあり、何も釣れなかった。先端よりも、手前のテトラの方がよく釣れた。

ただし、テトラの入り具合が不規則なので、足下には十分に注意すること。

今回は根魚を狙って出発

明石の東二見漁港は、前方に大きな埋立地の人工島があり、その人工島の東北端に好釣り場の、白灯波止があるので、波止釣り場としては、あまり目立たないと言うか、釣行する人は少ない模様。

さらに、港内側の波止は立ち入れないので、釣りはできない。釣りができるのは、港内から沖を見て、左から伸びる1本の波止だけである。

しかし、この波止は先端と左側に、中型のテトラがビッシリと入っていて、いかにも根魚のメバル、ガシラの好場に見えるので、1度竿を出してみようと思っていた。

そこで先日、シラサエビを持って夕方ごろに訪れてみた。

波止の先端では、地元の人が3人、ウキ飛ばしのサビキ釣りで小アジを十分釣った模様で、帰る準備中だった。

その人に話を聞くと、「15cm前後の小アジが入れ掛かりで、100尾近くは釣った」と言う。

1投目からメバルがヒット

当日は好天気で、海はベタ凪。辺りは薄暗くなってきて、これからメバルの好時合である。

ところが、ここのテトラは並びが不規則で、足場がよくない。波止先端から10mほど手前のテトラの水際に、何とか降りることができ、早速、杓でシラサエビを4、5回撒いた。

先に撒いたマキエが効いていたようで、1投目からウキがスーッと入る、メバルらしいアタリがきた。

合わせると、竿にブルブルーッとくる、あのメバルの強い引き。1尾目は16cmぐらいのメバルだった。

ところが、その後はガシラの入れ食い。キープするほどでもない、15cmぐらいまでのサイズが多いので、釣ってはリリース。そのうち、かなりの強引で、20cm近いガシラが釣れた。

タナを少し浅くしても、メバルよりもガシラの方が多かった。

当日のパターンは
先にメバルがきて、後にガシラが来ることが多かった

少し移動したが、始めはメバルが1、2尾釣れたが、その後にガシラのリリースサイズがくる、といったパターン。

足場が悪いテトラから、足場のよい波止先端内側のテトラ際を釣ってみると、すぐにメバルが釣れた。キープサイズがきたが、後が続かない。
そこで、港内の船と船の間を狙ってみた。

港内だけに、まるで池のように波静か。それでも、ほんの少しだけ流れがある。

これなら釣れそうだと思って、マキエを3、4回打つと、ウキがジワーッと入るアタリがきた。

始めはメバルが釣れて、その後はガシラくるといった、外側のテトラと似たパターンだったが、18cmぐらいのメバルとガシラもまじった。

船の間を3カ所探って感じたのは、波が静かすぎるほどのポイントだけに、仕かけを入れてジッと待っていても、アタリはなかなかない。

そこで、ウキをスーッと少し動かす程度でも、誘いを掛けてみると、その後によくアタリがでた。

21時頃まで釣って、キープしたメバルは8尾(16~21cm)、ガシラは7尾(16~20cm)だったが、リリースしたのは倍以上あった。

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