日本海の夏の風物詩とも言われる夏のマイカ。
日本海で「マイカ」と呼ばれているのは標準和名をケンサキイカと言い、柔らかい身質でとても甘く、イカの中でもとても美味しいとされる人気のターゲット。
そのマイカは近年、船からのイカメタル釣りでアプローチするのが主流になってきている。
そこで、今回はイカメタルの釣果を、さらにアップさせたい初、中級者に向けて、釣り方のキモを紹介。
日本海の夏のマイカは小型がメインとなるが、タナが浅くなるのが特徴だ。
集魚灯が効けばベイトが浮いてくるので、それに合わせてタナも上がる訳。
よくあるのが、納竿まで始めにアナウンスがあった船長の指示ダナで釣るパターン。
釣り開始時は、どうしてもタナが底周辺や中層以深になる。
そのタナでポロポロ釣れた場合は、タナがその周辺だと決めつけがち。
だが、実はもっと上のタナがベストスポットと言うのは、よくある話だ。
集魚灯が効いてくる頃合を見計らって、始めの指示ダナに固執せずドンドン上のタナも探っていこう。
例え同じ活性でも、深ダナを探るより、浅ダナを狙う方が手返しもよくなり、釣果も伸びる。
浅い場合、タナは10m以内ということも。
また、浅ダナ狙いで欠かせないのが、軽いメタルスッテ。
10号程度を持参しておき、タナが浮いてくれば、スローフォールで狙えて、アタリもハッキリとでる軽めのメタルスッテで狙おう。
①集魚灯が効けばベイトが浮いて、イカのタナも上がる。夏は浅ダナを意識して釣ろう。
②浅ダナの場合は、スピニングタックルでキャストして、カーブフォールで広範囲に探るのも有効。
③夏の時期は10号前後の軽いスッテが必須。
さて、いかがだっただろうか。
マイカはタナの変動が多いので、そのタナをいかに見つけるかが釣果を伸ばす鍵となる。
最初に釣れたタナに固執せず、攻めの姿勢でドンドン、タナを探していただきたい。
夏のマイカはこれからますます盛り上がる好シーズン。
大人の夏の夜遊びをぜひ、楽しんでもらいたい。