海水温の上昇に伴って活発にエサを捕食し、キスの魚体はみるみるうちに美しくなっていく。

そこで、さっそく釣行することにした。

現地到着が7時過ぎ。広大な埋立地の沖向きにある護岸に下りる。

地元では有名な好釣り場なので、転々と釣り人の姿が見えた。

ここは近場でヒットするので、タックルはライトに。

・投げ竿：キャスティズム23号
・リール：サーフベーシア25

■仕かけ

キス針6号の5本針仕かけに、エサは青イソメを小さく刺して、軽くキャストして、スローでサビく。

空は曇っており、風が心地よくて思ったほど暑くない。

ゆっくりサビクと、すぐにプルン、プルルンと連続してアタリがあり、上がってきたのは期待通りに18cmの美しいキスのダブル。

次は強い引きで少し型がよくて、23cm級と快調にヒットする。

ポイントは約30mほどの投点なので、これならビギナーでも十分楽しめるだろう。

水深は2mほどと浅く、砂泥底で根掛かりもほとんどない。

キスのシャープなアタリがダイレクトに伝わるので面白く、暑い中でも釣り人が多いのも納得だ。

それからアタリが止まれば、少し移動して探って行く。

すると、8時頃にブルンブルンと力強いアタリが続き、重量が増してきたのでワクワクしながらリーリングすると、何と5連のパーフェクト。

これにはビックリだった。

広範囲に探ると、良型が溜まるポイントもあり、強いアタリで20cm前後がヒットする。

木材港は、この時期にキスの魚影が濃い貴重な好釣り場だ。

9時頃からは晴天になり、風も弱くなって猛烈な暑さになった。

キスはポロポロと釣れるが、潮が緩くなると型も小さくなり、小ダイやヒイラギなどの外道が多くなる。

仕方なくどんどん東へ歩いて探ったが、20cmの赤ベラがヒットしただけでアタリもなくなり11時過ぎに納竿した。

釣果は15～23cmまでのキス28尾とベラ1尾。

京阪神からは、阪神高速道路神戸線、第二神明道路を経由して姫路バイパスに入り、中地で下りてすぐに南下。国道250号の今在家東の交差点を右折し、西進。揖保川を越えて、浜田変電所前交差点を左折して現地へ。