【通常のティップランより好釣果に期待!】キャスティングティップランってどうやるの?

末吉政直(すえよしまさなお) プロフィール

電動タイラバ、電動ジギングブームの火付け役的存在として常識破りな革新的アイテムを送り出す釣具メーカー「ZERODRAGON(ゼロドラゴン)」のスタッフ。キャスティングティップランなどの新釣法も提案中

今回は、そろそろ本格シーズンインするアオリイカのキャスティングティップランについて書いてみようと思います。

毎年この時期になると、各地でティップランによるアオリイカ釣りが盛んになりますが、我々の地元伊勢湾でも同じく、ティップラン好きはソワソワします(笑)。

しかし、私がやるのは通常のティップランではなく、「キャスティングティップラン」です。

多い時で1人70パイもの釣果を叩き出すこともあるこの釣法。

実は陸っぱりにも応用可能です。

ティップランと一体何が違うのかと言うと、一言で言えば、広範囲を短時間で探ることができる釣り方です。

バス釣りで言う、スピナーベイトやクランクベイトの釣りに似ていますね。

具体的には、ロッドはティップが超ソフトでありながら、ティップラン用のエギをフルキャストできるロッドが必要です。

私が使うロッドはUMV723とSH753。リールやラインは通常と同じでOK。

水深は、およそ3~15mの比較的シャローを狙います。エギはTR用の25~35g、水深や潮の速さにより、ヘッドシンカーをプラスすることもあります。

そして、エギをフルキャスト! 着水したらラインを止め、カーブフォールさせます。このカーブフォールが非常に重要で、常にティップにテンションを掛

け、浅い水深をトレースすることで、キャスティング用のエギよりも早く広く探ることができます。

ボトムに着底したら、5回程度小さく早くシャクリの動作を入れ、エギを跳ね上げます。

2回目以降、注意しなくてはならないのは、ボトムタッチをせず、常に底を切った状態で一定の水深を意識して、エギを手前に寄せること。

初めは分かりにくいので、エギが目視できる水のきれいな場所で、1回のシャクリに対してエギがどれぐらい跳ね上がり、その後、どのようにフォールするかを確認すると、より水中のイメージがつきやすく、釣果につながります。

また、これをすることで根掛り回避も同時に期待できます。

アタリについては、ティップが戻るか、違和感があれば即座にアワセます。

この釣り方をマスターすればポイントの見切りも早く、またティップラン用のエギをフルキャストできれば、風下でもアドバンテージとなります。ぜひ、お試しあれ!

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