2日で16尾!!名手・今井浩次がサケを釣りマクリ!!

連載:今井浩次の旬を釣る
寄稿:今井浩次

今井浩次(いまいこうじ) プロフィール

船釣り、渓流釣り、アユ釣りetc…各地を釣り歩く、おなじみサンTV・ビッグフィッシングの解説者。元釣りサンデー編集局長。シマノアドバイザー

北の大地、北海道には1度は釣ってみたい憧れの魚がたくさんいる。

中でも、1番身近で、ぜひ挑戦してみたいのが、サケ釣りだ。

そんな思いが実って昨年秋、サンテレビのビッグフィッシングの取材で、知床半島の中ほ

どにあるウトロへ遠征したのだが、荒天のために船釣りは惨敗に終わった。

悔しい思いをした昨年のサケ釣りのリベンジ!

だが、このままでは終われないと、今年も9月下旬に番組の取材で出掛けることが実現したのだ。

メンバーは昨年と同じ4人でチャレンジ

メンバーは昨年と同じで、オール阪神さんを隊長に、泉佐野の宮下稚域氏、奈良の近藤徳幸氏、それに僕を加えた4人が知床へと旅立ったのだった。

釣り船は、宿泊した知床ノーブルホテルが所有するプリンセス号だ。

ポイントまでは40分ほど、船団ができるほど人気

出船は5時過ぎ。

港を出て、半島沿いに走ること約40分、ようやくサケ釣りの遊漁船がひしめき合うポイントに到着した。

対岸には、川中に温泉が湧くというカムイワッカの滝が遠望できる。

早速、フロート付きでハリス10号の4本針仕かけに、カツオの切り身と食紅で真っ赤に染めたイカの短冊を針に刺して、底まで下した。

オモリが250号と重いので手持ちではなく竿受けにセットして釣スタート

水深は70mほど。オモリが250号とバカでかいから、手持ちの釣りはちょっとしんどい。

なので、竿を竿受けに預けたまま、根魚釣りのように底をトントンと叩くようなタナ取りでスタートした。

何しろサケを船から釣るのは初めての経験だから、どんなアタリがでるのか、アタリがでたら即アワセなのか、それとも待った方がよいのか、皆目見当がつかない。

そうこうしている内に、竿先がブルンと震えたかと思うと、竿先が一気に突っ込んだ。

これがサケのアタリかどうかも分からないままリールを巻き、水面に浮かせたところで、すかさず船長がタモですくってくれたから、あっという間にサケとのご対面が叶ったのだった。

大きさは70cmほどか、鼻曲がりではないから、ひょっとしたらイクラがいっぱい詰まったメス?かも知れないと淡い期待を抱いたのだった。

かねてから、今も手もみで卵をほぐし、塩蔵も1度きりの標津の「マ印のイクラ」を1度食べてみたいと憧れ続けていたのだが、イクラ入りのサケが釣れたら、今度は自分でやってみようと思いたったのだ。

8時半にはリミットに到達

そんな願いが通じたのか、それ以後サケは順調に釣れ、1度に3尾も掛かるトリプルがあったりして、8時半過ぎには1日のリミットである10尾に達してしまった。

サケはじっと待っていても釣れるが、時々竿をあおって誘った方がアタリが多いように思う。

最初にモゾモゾとした前アタリがでるが、これは無視して、次にでる大きなアタリまで待った方が掛かりがよかった。

こうして皆さんの釣りを応援しながら1日目を終えたが、サケの食いは案外よくて、4人で40尾の目標を何とか達成できた。

2日目はフライフィッシングで、3日目は飛行機の出発時間まで楽しみ3日間満足の釣果に

 

2日目は羅臼まで走って、小渓流でオショロコマ(樺太イワナ)のフライフィッシング、3日目は飛行機の出発時間に合わせ、10時までサケ釣りをして6尾を追加。

2日間で16尾という大漁に恵まれた遠征だった。

問い合わせは、知床ノーブルホテル(☎0152・22・5211)

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