「船中全員釣りガール」という、殿方だったら夢のような上丸の恒例行事に、今年も参加してきました!
集合から華やかで、港は女子校のよう。
もちろん、移動中のキャビンもワイワイ。
しかし、ポイントに到着し、釣りが始まると、「男子校の体育会系」にかわる。そう、釣りに対して硬派な本気の女子たちなのだ。
朝イチの流し早々、活性が高い! 船中、ウィーンウィーンと電動リールの巻き上げの音が、至る所で鳴り響く。
そんな中、おとなしい女子が1人。そう、私だ。
アタリがあるのに、合わせど合わせど乗らない。
エサだけが食われるのだ。
女子だらけだからこそ、釣っていい所を見せたいのに。
すると、上丸名物のカヨちゃんが「トモチン、あんたテンヤ逆に付けてるで、そりゃ釣れへんわ~」と。
何回もタチウオテンヤをしたことがあるのに、恥ずかしすぎる。
正しい向きに付けかえてからは、まさに入れ食い状態! 落とすと必ずヒットと言っても過言ではない。
1つのテンヤにダブルで釣れたり、良型が多く、ドラゴン、デブゴンが何尾も登場となり、盛り上がった。
活性が高いと、エサはサンマの方がエサ持ちがよく、コンコンと突かれたり食われても、不安にならずに誘い続けられる。
何度か使えたりできると、手返しもよく嬉しい。
当日は、釣り上がってくるタチウオの尻尾がないものが何尾も見られた。
共食いであろう。なので、タチウオの下半身をテンヤに付けてみた。
サンマやイワシに比べ、匂いのアピールが少ないかもと不安だったが、余裕で普通に釣れるのだ。
活性が高い時は、いろんな物をエサにして実験したくなる。
スパナに針を付けても釣れるという話を聞いたことがあるが、きっとこの日は間違いなく釣れた気がする。
「クーラーにもう入らない」という贅沢な声もチラホラ聞こえた。
肝心の私は、残念ながらドラゴンは釣れず(泣)。
でも、釣果は、自分の最高記録のタイ記録となった。
中には、タチウオキングバトルのセミファイナリストもいて、やはりそんな女子は、ぶっちぎりで釣るので流石だと思う。
そういった意味でも、いい刺激をもらえた1日となった。
最後はみんな「あ~、面白かった♪」と満面の笑顔で、オッサンから女子に戻るのであった。