【浅場で良型キスの3連も】釣りやすい好場でキス釣りが楽しめますよ~

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

泉南・尾崎付近の海岸は、親水式護岸や砂利浜、砂浜、石積み護岸、テトラなど、さまざまだが、沖はほとんどが砂地のようだ。

尾崎漁港の外側の波止も、沖一帯は砂地なので、キスの好場である。

梅雨の晴れ間の6月17日、キス狙いで尾崎漁港の外波止へ出掛けた。

先行者は20尾で納竿で期待大

11時頃に着くと、帰ってくる人がいたので、釣況を聞いたところ、「ポツポツです。20尾ほど釣りました」と言う。

これは期待できそうだと、波止の上へ上がる。

この波止はざっと300mほどあるのだが、中間から先が立入禁止となっているのが、誠に残念。

それでも約半分は釣りができる。できると言っても、一帯にテトラが入っているので、テトラからの釣りとなる。大きなテトラではないので歩きやすいのと、テトラに腰掛けて釣ることもできる。

立入禁止のフェンス付近は底が見えるほど浅いが、波止の付け根付近はやや水深があり、所々に海草(ワカメ?)がある。

まず浅場の方からスタート

今回の仕かけは、釣り場が浅場なので、ライトタックルにして、竿はエギングロッド2.4m、リールは2500番、道糸はPE1号、先糸2号2m、オモリ5号の天ビン。針は白狐2号の3本針。エサは石ゴカイ。

底が見えているような浅場は、重い仕かけより軽い仕かけの方が魚を驚かせないし、アタリがよく分かり、針に掛かる確率も高い。

この仕かけで40~50mほど投げられるので、目一杯投げて、リールをゆっくり巻いてくる。

水深35~40mラインで初ヒット

目測35~40m付近でブルブルーっとキスのアタリ。1尾目は15cmほどのキス。次は小型ガッチョ。手前まで引いてくると、フグがくる。

当日は30~40mラインがキスの好ポイントのようで、よくアタリがあった。

良型キスの3連も

そのうち目が覚めるような大きなアタリが2、3度あり、リールが巻き辛いほどの強い引き。水中から上がってきたのは、何と良型キスが3連。

その後も20cmの良型まじりでポツリポツリとキスがきた。

波止の付け根付近は少し水深があるのでよいと思ったが、キスはイマイチだった。

エサ取りがやたら元気な時間帯となったのを機に納竿した。

計23尾良型まじって満足の釣果に

釣ったキスを数えると23尾。1番大きなキスは20.5cm。だいたい13~16cmが多かった。

当日の釣果

夏の投げ釣りに付き物の、ガッチョは意外と少なかった。ほかにコッパガレイが3尾釣れた。

大阪・泉南、尾崎漁港はこんな釣り場

ここは電車釣行なら、南海電車の尾崎駅下車で、漁港まで徒歩15分ほど。車は港内に駐車できる(清掃協力金として500円)。

外側へはパレットを使って移動する

釣り場となる波止は、外側が階段状に高くなっていて、上段まで約1.5mあるので登りにくいが、波止の付け根近くにパレットが立てかけてあり、それを足場にして上がるが、波止中ほどの立入禁止柵がある階段を利用しても、波止の上へ上がることができる。

波止の上部は幅70cmほどのコンクリートなので、楽に歩ける。

波止外側は一帯にテトラが入っている。このテトラまでの段差は70~80cmなので、大人なら登り降りできる。テトラは小さめなので歩けるし、腰を掛けて釣ることも可能。

当日は浅場の方が好調

キスは実釣結果からすると、波止の付け根付近より、右半分の浅場の方がよく釣れた。

当日、テトラ際で穴釣りしている人がいたが、ガシラを2、3尾釣っているぐらいだった。

キスは漁港左右の海岸でも釣れるので、あちこち探ってみる価値はありそう。

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