【東京湾タチウオ】テンビンでテンヤで大盛況! 誘いは小さく細かめがお好き!?

△先日、井上直美さんとタチウオ釣りに同行。天秤&テンヤともに楽しんだ。写真は天秤仕かけでの大型。この模様は近日Youtube動画&特集記事にて公開

東京湾の「夏タチ」シーズン!

ここ数年、非常に長いシーズン楽しめるようになった東京湾のタチウオ。

また、これまでの東京湾といえば「天秤を使った吹き流し仕かけ」が主流でしたが、関西で人気の「テンヤ」釣りを楽しませてくれる船、楽しむ釣り人が東京湾でも増加。

昨年は大型タチウオ・通称「ドラゴン」の確率も高く、一気にテンヤの認知度も上がったのではないでしょうか。

東京湾ではポピュラーな天秤仕かけ。天秤の先にハリスと針がくる吹き流し仕かけだ

大型狙いで人気の高いタチウオテンヤ。テンヤ釣りの人気も上昇中

直近の東京湾の釣況

直近(7月23日現在)の主要なタチウオ釣り場の釣果を見ると…。

テンビン仕かけではトップ釣果で20~30匹前後、テンヤではトップ釣果で15~20匹という感じだろうか。もちろん日ムラはあります。

数ではテンビン、その代わりテンヤはサイズが良型・大型の確率が高い。

でも「思った以上にテンヤも釣れているんだな~」と感じた読者もおられると思います。しかしながら、今述べたのはトップ釣果です。

テンヤに関しては、〝結構難しい〟と思ってもらった方がよい。

テンヤでのドラゴン級。食ってくれば大型の確率は高い。裏を返せば小型は掛けにくいともいえる。それでもこのサイズを狙って釣りたいからとテンヤで通す人も多くなった東京湾

難易度はやや高め。さまざまなテンヤの誘いの中でうまくパターンにハメられた人が数を伸ばせるという状況。大撃沈を食らう可能性も否めません(テンヤだけで通したら、釣れるのは1本、2本なんてこともあります)。

それでも120cmから130cmオーバーのドラゴンを釣るとなると、テンヤに分があるのも事実。小さなタチウオより、デカいのを釣りたい方にはオススメ。

確実にお土産を…と言うのであれば、テンビンが依然として有利。

このくらいのサイズをテンポよく釣っていくには天秤が勝る。その中にグッドサイズがまじってくる

最近のタチウオは、優しめが好き!?

直近の状況では、天秤・テンヤともに誘いの幅を小さく(細かく)するのが、ひとつキーではないかと感じられます。

天秤では、夏タチと言うとイメージしがちな、上へ上へとテンポよく誘っていく釣りではなく、小さくシャクって竿を下ろす時にリールを小さく巻く。そしてステイ。これを繰り返す。

テンヤでは、ごく細かく竿先で揺らしながら、リールのハンドルもごくわずかに巻いていくといったイメージ。

素早く縦に、と言うよりは狭いタナの中で細かくジワジワと見せながら、スローに誘う釣りに軍配が上がっています。

とは言っても、タチウオはその日の攻略パターンが結構変わるのが面白く悩ましいところ。

ぜひぜひそこを含めて東京湾の夏タチを楽しんでください。

その味も保証します!

<取材協力>
大津港・いなの丸(神奈川県横須賀市)

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