松尾幸浩（まつおゆきひろ） プロフィール
毎日ジメジメとした天気が続いていたが、こんな時こそスカッとしたアタリで、爽快感が味わえるキス釣りが1番と、7月1日に好調と聞く、兵庫・東播、高砂西港へ釣行した。
この日は早朝から出掛けるつもりだったが雨が止まず、結局、現地到着が14時頃。出遅れたと思ったが、好ポイントも午前中の雨の影響か、貸切状態でひと安心。今日は小潮で、満潮が16時頃と潮回りは最高のようだ。
早速、タックルをセットする。投げ竿はプライムキャスター30号425、リールはニューサーフベーシア45。キス針6号の5本針仕かけで、石ゴカイを刺して軽くキャスト。
雨後は東風が強いが、高い防波堤が後ろにあるので問題はない。
糸フケを取ってスローでサビくと、すぐにブルン、ブルルンと心地よいアタリがあった。軽快にリーリングすると小型キスだが、何とトリプルで掛かっていた。
それからは、広範囲にキャストして探っていくが、釣れるのは13cmほどの小型ばかりだ。情報では、「20cm級がぞろぞろとヒットしますよ」と言っていたが、数は出るものの型には不満だ。
少しは良型も欲しいと、今度は東向きにテトラ帯の沖を狙うと、これが大正解。やはりシモリも多いのか、多少根掛かりするが、18cm級もまじって活発にアタリが続く。これが数釣りの醍醐味だろう。
結局、エサ切れで17時前に納竿となったが、キスは12～18cmが40尾。短時間だが、十分楽しむことができた。
ここは、港内に大型船も入港するので、たっぷりと水深があり、潮通しも抜群で、さまざまな魚が狙える好フィールド。
ただ、車を駐車する高砂港からカネカの工場裏にあるテトラ上をかなり歩くことになるので、健脚組の釣り場でもある。その分、釣り荒れも少なくて、キスも溜まっているようだ。
釣期は、例年梅雨入り前後からシーズンを迎え、ひと雨降るごとに数、型ともに充実してくる。
■交通…車は加古川バイパスの加古川西で下り、南下して国道250号を西へ、播州大橋の西詰めから側道に入り加古川右岸を南下して高砂港に。ここからカネカ工場裏を西へ歩いて現地へ。
